薬物依存症の一種に分類され、飲酒などアルコールの摂取によって得られる精神的、肉体的な薬理作用に強く囚われ、自らの意思で飲酒行動をコントロールできなくなり、強迫的に飲酒行為を繰り返す精神疾患わ言います。
一昔前までは、"アル中"と呼ばれていました。
2004年の世界保健機関(WHO)はアルコール乱用・依存の未治療率は78.1%と報告しています。
日本人のアルコール依存症は、230万人と推計されています。
酒量を減らしたいが出来ない、酒の上で何度も失敗を繰り返しながら酒をやめられないという人も広い意味ではアルコール依存症といえるのです。
長期間に大量の飲酒を続けていると、さまざまな病気が起こります。
アルコール性脂肪肝から始まり、アルコール性肝炎、肝硬変そして最終的には肝臓がんを発生する確率が高くなります。
また、血液中の脂肪値が上昇しアルコール性高血圧を引き起こします。
更に尿酸の上昇による痛風、慢性膵炎、糖尿病、性機能の低下等など数えきれないほどの障害が発生します。
当然脳もアルコールの障害を受けて萎縮し、物忘れや痴呆を発症します。
要するにアルコール依存の患者には、多くの病気が複合して発生してきます。
依存症の発症機序は何なんでしょうか?
二日酔いから逃れたい一心で多くの人がする、迎え酒がアルコール依存症のきっかけになっている人が多いと言われています。
日々の生活で二日酔いを迎え酒で抑えているうちに、依存症に陥っていくケースが多いのです。
どのくらいのアルコールをどのくらいの期間飲んでいると、依存症になるのかは、個人差があり一概には言えません。
要するに酒にこれなら安心といえる許容量はないと考えるべきなのです。
アルコール依存症治療の基本は、生涯にわたってアルコールを絶つことにほかなりませんし、酒量を減らせば良いということでもありません。
切手は1981年アメリカの「アルコール依存症撲滅のキャンペーン切手」で、『アルコール依存症 あなたは打ち勝つ(beat it)ことができます!』とのスローガンが大きく描かれています。

切手は2010年カーボベルテ発行の「慢性疾患切手」で、アルコール依存症との戦いを描いたもので、グラスを持ち頭を抱え込むアルコール依存症の男性とランニングに汗をかく男性を描いています。

posted by 血液の鉄人 at 07:19
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医学切手
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