圏央道:31日、埼玉県内が全通…首都高、渋滞緩和へ
毎日新聞 2015年10月28日 11時59分(最終更新 10月28日 12時41分)
首都圏3環状道路の一番外側に位置する「首都圏中央連絡自動車道(圏央道)」の桶川北本インターチェンジ(IC、埼玉県桶川市)−白岡菖蒲IC(同県久喜市)間10.8キロが、31日に開通する。同県内の圏央道が全面開通し、東名高速道路から圏央道経由で東北道に入ることができるようになるため、交通の便が良くなり首都高速の混雑緩和にもつながると期待される。
国などは首都圏の道路交通の円滑化などを図るため、1985年に圏央道の建設事業に着手。横浜市、神奈川県厚木市、東京都八王子市、埼玉県川越市、茨城県つくば市、千葉県成田市、木更津市などを結ぶ延長約300キロに及ぶ道路建設を進めている。
今回の開通で、約300キロのうち約250キロが通行できることになる。現在、東名高速から東北道に乗り継ぐ約8割が首都高速を利用しているが、今後は圏央道経由の利用者が増えるとみられる。【木村敦彦】