| 上杉隆 氏は2013年9月、「【2020年夏季オリンピック】IOC総会、まもなく開催都市決定」という記事を自社サイトに寄稿した。記事には、2009年10月にコペンハーゲンで開かれたIOC総会を取材した話が書かれている。しかし、当時の各国の招致活動に関する上杉氏の記述には事実関係の誤りが多い。 |
| 前回、コペンハーゲンでのIOC総会、東京は二回目の投票で落選した。しかも一回目の獲得票よりも数を減らす(マイナス2票)という失態を演じ、招致活動の問題点が多く指摘された。 一方で、 当選を果たしたブエノスアイレス は、サッカーの神様ペレや カルロス国王 をデンマークでの総会に送り込んで、最後の訴えを繰り広げた。2回目、3回目と投票を重ねるごとに票を増やし(20票ずつ)、最終的にはダブルスコアでマドリッドを退けた(34票差) 2位になったマドリッドは、 フリップ王子 とサッカー界の若きスター、ラウルを会場に送り込んだ。しかも、ラウルはメディアセンターまでやってきて、世界中から集まって来た記者たちにサインを書き続けるサービスまでしていた。 シカゴは、オバマ大統領が夫妻でコペンハーゲン入りした。またプレゼンでは シカゴ出身の歌手 などが積極的に参加して、華やかさを演出していたが、一回目の投票で姿を消した。 4年前、IOC総会の取材で現地コペンハーゲン入りしていた私は、結局、 東京がいったい何をどうしたかったのか、皆目、見当がつかなかった 。 |
| 上杉 スペインがきわめてIOCに訴えるというのと、当日もスターを連れてきてメディア・センターを廻したりですね、たとえばスペインのラウル選手がずっと時間の合間をみてメディア・センターに出てきてですね、色んな記者と交流したり、あと ブラジルの国王 とかも入ってきたりですね、まあそういう意味で巧いなと。 |
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今回の東京のプレゼンテーションは環境重視で一貫していた
。石原知事のみならず、政府専用機で駆けつけた鳩山首相も環境重視を打ち出し、歩調を合わせていたのが印象的だった。 鳩山首相はもともとは東京オリンピックにかなり慎重な立場だったのだ。だが、環境問題という共通のテーマが、かつての敵味方をつなげる役割を果たしたのだろう。 |