マチュピチュ村と友好協定締結　福島・大玉村、遺跡で式典

　「空中都市」として知られる南米ペルーの世界遺産マチュピチュ遺跡で現地時間２６日（日本時間２７日未明）、福島県大玉村とマチュピチュ村が式典を開き、友好都市協定を締結した。両村とも、他都市と友好協定を結んだのは初めて。

　マチュピチュ村の初代村長とされる野内与吉氏（１８９５〜１９６９年）が、大玉村出身だったことがきっかけ。野内氏は移民としてペルーに渡り、マチュピチュ村の観光開発に尽力。

　この日の式典には、大玉村の押山利一村長や住民、野内氏の親族らも参加。世界的に知名度の高いマチュピチュ村にはこれまで世界各地の自治体から友好協定締結を求める声が届いていた。