蹴球探訪
手倉森監督 リオへの道はベンゲル流
来年1月五輪アジア最終予選
(10月7日)
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【サッカー】U−22代表候補、福岡大とドロー 五輪予選は大丈夫?2015年10月28日 紙面から
◇練習試合 U−22日本代表候補0−0福岡大リオデジャネイロ(リオ)五輪を目指すU−22(22歳以下)日本代表候補は27日、佐賀県総合運動場陸上競技場で福岡大と練習試合を行い、0−0で引き分けた。MF関根貴大(20)=浦和=ら新戦力を投入したが、8月のJ2京都戦(1−2)、9月のJ3町田戦(0−1)に続き3戦連続で白星なし。来年1月のリオ五輪最終予選(カタール・1月12日開幕)に向けて期待よりも不安が膨らんだ。 J2京都、J3町田に連敗。そして、福岡大にもスコアレスドロー。格下相手にも勝利は遠かった。最後の白星は7月のU−22コスタリカ代表戦(仙台)。しかし、手倉森監督は怒りも、悲観もしなかった。 「1タッチ、2タッチのパスで背後に抜ける攻撃ができた。コスタリカ戦以来かな。やっとゼロに戻ったなという感じ」。新戦力のMF関根が右MFで先発して攻撃に変化をつけ、決定機も生み出した。シュートすら打てなかった1カ月前の町田戦よりは向上した。 手倉森監督はこの日、ベンチに入らずスタンドから動きをチェック。あえて指示を出さず、選手間で考えさせた。勝負に徹した試合ではなかったという側面はある。だが、雨でぬれたピッチにDF岩波は「びびってしまった」と言い、「代表は勝たないと意味がない」と危機感を口にした。 無得点に終わり、最近3試合でわずか1得点と深刻な得点力不足だ。日本協会の霜田技術委員長は「決めきれないのは日本全体の問題」とかばったが、解決策がありそうでない問題だけに、根は深い。指揮官は29日の鳥栖戦は「1点取ってゼロに抑える」と勝負に徹する姿勢を示したが、3枠の出場権を争う来年1月の最終予選に向けて不安だけが広がった。 (占部哲也) PR情報
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