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国境なき医師団「イエメンの病院空爆され全壊」10月28日 6時59分
中東のイエメンで、反体制派に対するアラブ諸国による空爆が続くなか、国際的なNGOの「国境なき医師団」がイエメン北部で運営する病院が空爆で全壊したと発表し空爆を非難しましたが、アラブ諸国側は病院に対する攻撃を否定しています。
「国境なき医師団」は、反体制派が支配するイエメン北部のサアダ州で運営する病院が26日夜遅く、空爆を受けて全壊したと発表しました。
病院にはスタッフや患者がいましたが、全員、命に別状は無く避難したということです。
イエメンでは、イスラム教シーア派の反体制派とハディ政権の部隊などが激しい戦闘を続け、隣国のサウジアラビアなど政権側を支援するスンニ派のアラブ諸国の連合軍がことし3月から反体制派に対する空爆を続けています。
国境なき医師団は、空爆はアラブ諸国の連合軍によるものだと非難していますが、連合軍の報道官は病院の攻撃を否定しています。
国境なき医師団を巡っては今月、アフガニスタンでも病院がアメリカ軍に誤って空爆されたために多数の死傷者が出たばかりです。
また、イエメンについて国連は27日、ことし3月以降、2600人を超える市民の犠牲者のうち、1600人余りが連合軍による空爆の、800人余りが反体制派による攻撃の巻き添えになったとみられると発表しました。今回の病院に対する攻撃を受けて、こうした空爆や戦闘に対する批判がさらに強まりそうです。
病院にはスタッフや患者がいましたが、全員、命に別状は無く避難したということです。
イエメンでは、イスラム教シーア派の反体制派とハディ政権の部隊などが激しい戦闘を続け、隣国のサウジアラビアなど政権側を支援するスンニ派のアラブ諸国の連合軍がことし3月から反体制派に対する空爆を続けています。
国境なき医師団は、空爆はアラブ諸国の連合軍によるものだと非難していますが、連合軍の報道官は病院の攻撃を否定しています。
国境なき医師団を巡っては今月、アフガニスタンでも病院がアメリカ軍に誤って空爆されたために多数の死傷者が出たばかりです。
また、イエメンについて国連は27日、ことし3月以降、2600人を超える市民の犠牲者のうち、1600人余りが連合軍による空爆の、800人余りが反体制派による攻撃の巻き添えになったとみられると発表しました。今回の病院に対する攻撃を受けて、こうした空爆や戦闘に対する批判がさらに強まりそうです。