ちむぐくるに届いた感謝の声

皆さまの善意に支えられ4年間にわたり活動してきました「ちむぐくる」は、7月12日に解散総会を行い支援活動を終えました。今一度、活動を支えてくださった皆さま、お一人お一人に心から感謝いたします。

解散にあたり、支援を受けました避難者より感謝のメッセージが多数寄せられましたので、その一部をご紹介します。


「自身の甲状腺による体調不良と震災による放射能の影響への不安から、あの頃とても苦しい日々を送っていました。2013年の夏に1月お世話になりました。石垣島の大自然とちむぐくるの皆さまをはじめ、沖縄の皆さまの温かく大らかな優しさに、どれほどの力を与えて頂いたことか……。今では甲状腺も手術をし、体調もよくなり、毎日元気に過ごしています。そして第二子を授かることができました。すべて保養という機会を与えてくださった皆さまのおかげです。ありがとうございました。」
(母子一時保養の母より)


「2011年7月に母子避難者として受け入れて頂きました。当時1歳になったばかりのヨチヨチ歩きだった我が子も、今では自転車に乗って元気いっぱいのやまんぐうに成長しました。肉親を離れ、子どもと2人での生活はとても心細かったのですが、サポーターや地域の皆さまから心温まるお言葉をかけて頂き、子どもの成長を見守って頂きましたことを心から感謝しています。」
(移住者より)


「石垣島での生活は、放射能を気にせず思う存分、土や砂にふれ、水たまりに入って… 子どもたちも私自身も本当にリラックスして過ごすことができました。海の匂いと潮風、皆さまのご親切を忘れません。」
(母子一時保養の母より)

 

解散総会のお知らせ

ちむぐくるサポーターの皆様
 
解散総会を下記のとおり開催いたします。
最後の集まりとなりますが、震災を忘れない場となりますよう皆さまの参加をお待ちしています。

日時:平成27年7月12日(日)
   第5回総会 午後2時〜3時
   懇親会(解散交流会)午後3時〜4時30分
   お飲物と軽食をご用意します。(会費1人500円 子ども無料)
場所:双葉公民館 沖縄県石垣市新栄町79-1

恐れ入りますが、懇親会に参加くださるサポーターの方は、
お名前をメールで下記までお知らせ願います。
chimucafe◎chimugukuru.net  ◎はアットマークにしてください
申し込み締め切り7月9日(木)

※関係先、協力団体の皆様には別途書面にてお知らせをお送りしております。
ご確認いただけますようお願い申し上げます。

東日本大震災、福島原発事故 被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる

ちむぐくるの解散にあたって

「ちむぐくる」の解散にあたって
東日本大震災・福島原発事故被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる
2015年6月

2011年3月に起きた東日本大震災、福島第一原発事故は未曾有の大災害となり、全国民に大きな衝撃を与えました。被災地では巨大地震と大津波の被害に加え、原発事故による放射能汚染が人々の健康や暮らしに甚大な影響を及ぼしました。
震災直後から、石垣市でも多くの市民や団体が被災者への支援策を講じてきました。その中で、私たちは、市民と石垣市が協働してまごころとゆいまーるで被災者を支援していこうと2011年7月に被災者支援ネットワーク石垣島「ちむぐくる」を立ち上げました。この4年間、多くの市民や篤志家の協力そして石垣市との連携によりさまざまな支援活動を続けることができました。
まず取り組んだのは母子避難・保養の受け入れでした。放射能の影響を受けている幼いこどもをかかえた母親たちが、なんとしてもこどもの命と健康を守りたいと、緊急避難、あるいは短期保養のために来島し、安全な水や空気、食べ物でリフレッシュして帰りました。私たちが受け入れた避難者は、87家族200人になりました。市民の善意で提供された住宅で避難母子を受け入れ、支援をしてきました。特に、避難者が多かった1,2年目には、日常生活のサポート、毎週の避難者交流会(ちむカフェ)や、勉強会、バーベキューや遠足、クリスマス会などのイベント、新聞やFM放送、ちむぐくるだよりを通しての情報発信等、スタッフ、幹事、サポーターが力を合わせて取り組みました。
12年の夏休みには、子ども保養プロジェクト「てぃだぬふぁキャンプ」に参画し、福島のこども28名と引率2名を招き、約2週間、島の自然や文化にふれる体験をしてもらいました。ホームステイをはじめ、プログラム毎のスタッフ、中高校生の協力等、多くの市民の善意、募金や島外からの寄付をいただき成功裏に終えることができました。
一方で、高額の寄付により食品等の放射能が測定できる機器を備えた市民ラボも設立することができました。市民ラボは特定非営利活動法人(NPO)の認定を受け、測定結果の公表や行政、市民への説明会をはじめ放射能の影響に関する講演会の開催等に取り組んでいます。

また、福島の高校生招待事業を2013年から3年連続で実施しました。第1回目は石垣島天文台、八重山星の会等のご協力を得て、夏休みに福島の星好きな高校生を招き、地元の高校生と一緒に「美ら星研究体験隊」に参加してもらうプロジェクトでした。福島東稜高校の生徒5名と引率の先生をお招きした8月は晴天に恵まれ、国立天文台での研究体験では3つの新星を発見するという快挙もありました。2014年には「生き物好き高校生」を招きました。岩瀬農業高校から5名の高校生と引率が来島し八重山農林高校とのプロジェクト交流など有意義な時間を過ごしてもらいました。2015年3月には「鳥好き」の相馬農業高校生5名と引率を迎えました。バードウオッチングやカンムリワシの放鳥体験などを通して八重山の自然にふれてもらいました。八重山農林高校、石垣青少年の家からの大きな支援があったればこそ実現できたプロジェクトでした。

さらに、震災以来、被災地の仮設住宅に住む方々のために炊き出しボランティアを続けている「八重盛48の会」と連携した支援も行いました。岩手県立宮古北高校の生徒を招待したのもその一環でした。
このように、私たちはさまざまな形で支援活動を行ってきましたが、震災から4年が過ぎ、避難や保養に来ていた母子もほとんどが帰ったり、新たな保養の申し込みが減ってきたりしました。また、避難をきっかけに島への移住を選択した人たちも、地域の中で支えられながら生活を送っています。このことから話し合いをした結果、震災直後からの緊急、緊要性をもった「ちむぐくる」の役目は一定程度果たしえたと言えるのではないかということになりました。
そこで、実質的な活動は6月末までで終了し、来る7月12日の第5回総会において、正式に「ちむぐくる」の解散を決定することになりました。

これまで4年間にわたって「ちむぐくる」の活動を支えていただいた方々に心からの敬意と感謝を表するとともに、今後とも被災者の「忘れないで」の声を受け止め、その方々の苦しみや悲しみに寄り添えるよう共に努めてまいりたいと思います。誠にありがとうございました。




 

解散のお知らせ

ちむぐくるは2015年7月の総会をもって解散しますことをご報告します。

私たちは2011年7月に立ち上がり、全国的にも稀な市民と石垣市が協働した形での支援組織として、被災者・避難者支援ネットワーク石垣島「ちむぐくる」が誕生しました。

4年の間、多くの皆様のご支援により、ちむぐくるは様々な活動を展開することができました。主立った活動として、避難・一時保養の母子受入れ、被災者・避難者との交流会、福島の高校生招待事業、被災地の現実を伝える講演会・勉強会、放射能レベル測定、避難者の集い ちむカフェ、FMラジオ番組「YUIYUI ちむぐくる」、そして、多くの個人・団体の皆さまにご賛同いただきました「ティダヌファキャンプ 被災地の子ども保養プロジェクト」など、私たちは可能な限り支援の輪を広げることに努めて参りました。

震災から4年が経ち、震災直後に多くみられた、避難や保養に来島した母子は多くが帰省しましたこと、また、移住を選択した母子も地域の皆さまに支えられた生活を既におくっていますことから、私たちが行ってきた支援は一定の役目を果たし、現在はその必要性、緊急性が落ち着いてきたと判断し、昨年の第4回総会において一年後に解散することを決定しました。

ちむぐくるの活動を支えてくださった皆さま、お一人お一人に心から感謝いたします。

尚、ちむぐくるの実質的な活動は6月末までとし、その後は閉会作業を行い、7月12日に解散総会を予定しています。震災を忘れない場となりますよう、サポーターの皆さまの参加をお待ちしています。
 

小出裕章さん 講演会 動画

3月に行われた小出裕章さん講演会「原発事故から学ぶ 〜万一の台湾原発事故にどう備えるか〜」の動画は、こちらからご覧になれます。


 
原発事故から学ぶ 〜万一の台湾原発事故にどう備えるか〜
【主催】特定非営利活動法人 石垣市民ラボ
【協賛】ちむぐくる 東日本大震災、福島原発事故被災者、避難者支援ネットワーク石垣島
【日時】2015年3月21日
【場所】沖縄県 石垣市民会館中ホール
【講師】京都大学原子炉実験所 助教 小出裕章氏

書き損じハガキ回収事業報告

2015年1〜2月に行いました書き損じハガキ回収には、皆さまから多くのハガキが寄せられ、合計1692枚、換金額は7万7666円となりました。この資金は、福島の高校生招待事業に使用させていただきました。石垣市役所市民生活課のご協力と、皆さまの温かいご支援に心よりお礼申しあげます。
 
 回収場所  50円ハガキ  52円ハガキ
 石垣市役所  1050枚   390枚 
 石垣市民ラボ   8枚   38枚 
 その他   206枚   ー  

ハガキ合計 1692枚 8万5456円
手数料 −8460円 ※郵便局での交換手数料1枚につき5円の支払い
お年玉当選分 670円(切手シート×5枚)
合計 7万7666円
 

東日本大震災 被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる

全日程終了 〜福島の鳥好き高校生招待事業〜

福島の鳥好き高校生招待事業は、無事に全日程を終了しました。

大地震、大津波、原発事故の痛手に最も苦しめられてきた福島県の子ども達に、大好きな課題に思い切り取り組み、楽しみ、元気をつけてもらいたいという願いから、日本最闇端の八重山諸島でしかできない自然体験交流活動に招待する事業を企画いたしました。

お世話になった沖縄県立石垣青少年の家のみなさま、NPO法人八重山ヨット倶楽部のみなさま、Tシャツをプレゼントしていただいたやえやま東北人会のみなさま、シュノーケリングを指導してくださった八重山自然塾風音の棚原さま、つりをご指導いただいた新崎さま、万一の際の病院付き添いのために待機していただいたみなさま、ご協力に心より感謝いたします。

2015.3.28
東日本大震災・福島原発事故
被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる

6日目 〜福島の鳥好き高校生招待事業〜

6日目の今日は、石垣島とお別れする日でした。朝から雲間に太陽が顔をだし、次第に青空が広がっていきました。
 
青少年の家を出発する前に、平良進所長から「みなさんのお話を聞いて、私たちの方が勇気をもらった気がします。きっと、ふるさと復興への努力の中から、この国をリードする人たちが生まれ、育っていくのだろうと思います。福島に帰ってからも元気にがんばってください。そして、また石垣に来て、青少年の家を利用してください。」というごあいさつをいただきました。
 
相馬農業高校生たちは3台の車に分乗して午前9時に出発し、まずバンナ公園の「エメラルドの海を見る展望台」に行きました。ここは、3日目(25日)のナイトトレッキングの後で立ち寄って石垣市の夜景を眺めたところです。朝の光に照らされた街とサンゴ礁の海の眺めはまた格別でした。昨日行った竹富島も、黒島、新城島、小浜島、西表島も良く見えました。また、振り返ると、磯づりをした名蔵湾のミージュン崎や、アンパルのマングローブ群落も見えました。


 
その後、サザンゲートブリッジの上から青い海を眺め、国道390号線を北上して玉取崎へ向かいました。玉取崎の駐車場には、デイゴの花が美しく咲きそろっていました。展望台のあずまやに立って、白波のくだけるリーフエッジに沿って伸びる平久保半島を眺め、江川さんから船越の地名の由来を聞きました。コバルトブルーに輝くリーフを見ながら、「こんなにきれいなんだ」というつぶやきとともに、「昨日まであんなに曇っちゃって」という悔しい思いも聞かれました。いろいろポーズを取りながら、写真もたくさん撮りました。


 
11時過ぎに石垣空港に着き、思いのほか長い行列に並んで手荷物を預けてから、駆けつけた浦内会長、浦崎事務局長など、ちむぐくるのメンバー10人と別れのあいさつを交わしました。浦内会長からは、「ちむぐくるにとって最後の招待事業でしたが、おかげさまで、またひとつ、良い思い出が作れたと思います。みなさんが放してくれた油菜ちゃんのように、みなさんも未来に向かって飛び立って行くことでしょう。地域の復興に貢献する人になって活躍してくださることを期待しています。」というごあいさつがありました。
高校生からは、「シュノーケルやカンムリワシの観察など、ほかではできないことを経験することができました。本当にありがとうございました。」と感謝の言葉がありました。そして、高校生全員と先生が、見送りの人たちひとりひとりと握手をして、お別れしました。
 


飛行機は、予定通り12時25分に離陸し、那覇経由で仙台空港に向かいました。そして、先ほど午後8時に、先生から、「無事に原ノ町駅に着きました」という電話がありました。仙台からの常磐線は、亘理と相馬の区間が津波被害で未だ不通となっており、約1時間代替バスに乗る行程でしたが、みな元気で、迎えに来た父母とともに家に帰るということでした。
(福島の鳥好き高校生招待事業実施チーム)

※地元新聞に掲載されました。
▼八重山毎日新聞
http://www.y-mainichi.co.jp/news/27135/

5日目 〜福島の鳥好き高校生招待事業〜


竹富島観光
5日目の朝、相馬農業高校の生徒たちは、ちむぐくるのメンバー5人といっしょに、竹富島に渡りました。港から集落まで、バスの窓から見たデイゴの並木には、赤い花がいっぱいに咲きそろっていました。



まず水牛車に乗り、集落を一巡りしました。赤瓦の家、サンゴの砂の道、琉球石灰岩を積み重ねた石垣、どの屋根にもいる個性的なシーサー、そして、島バナナやブーゲンビリア、その中をゆったりと進む水牛車。おそらく福島とは全く違う、いかにも八重山らしい風景でした。



次にバスに乗ってカイジ浜に着き、海岸で星砂を探しました。ほとんど見つからず、見つかっても小さいものばかりでしたが、先生だけは、1mmを超える「大物」を見つけました。その後、緑や青のグラデーションに彩られた海を見ながら、コンドイ浜まで歩きました。相変わらずの曇り空でしたが、八重山の海は感じてもらえたろうと思
います。
 



自由行動
12時着の高速船で石垣島に戻って、ちむぐくるメンバーと別れてからは、彼らだけの自由行動の時間でした。先生が運転するバンに乗って宮良に行ったのですが、お目当てのレストランは人がいっぱいで入れず、サンドイッチを買い、車の中で昼食をとったそうです。

その後、石垣島鍾乳洞を訪れました。「トトロの鍾乳石」が本当にトトロに良く似ているのでびっくりしたとか。洞内の鍾乳石は、どれも白く輝いているようで、幻想的だったそうです。市街地に戻る頃、雨足が激しくなり、スコールのようになりました。車を市役所駐車場にとめて、先生は市役所にご挨拶に行き、女子はユーグレナモールのアーケードに入って買い物をしました。買ったものは、紅いもタルト、ちんすこう、クマノミのキーホルダー、琉球ガラス、貝細工などでした。行く先々のお店で、「30円引いとくからね」などと、おまけをしてもらったそうです。

一方男子は、コンビニでビニール傘を買って雨の街に繰り出し、ガラス工房を見物しました。本当は自分も作ってみたかったのですが、人がいっぱいなのであきらめて、作っているところを見てきたとか。また、500円を払って星の砂の入った小ビンのつかみ取りに挑戦し、9本を手に入れたそうです。5つの指の間に4本の小ビンをしっかり挟み、それらでさらに5本の小ビンを支えて持ち上げたとか。ちなみに、星砂の小ビンは1本100円から300円位します。店の人は「何回失敗しても良いから」と親切だったそうです。変わったところでは、外国人にビニール傘の売り場を教える経験もしました。自分の傘をさして、店の人に「この傘がほしい」とジェスチャーで示していたので、教えてあげたそうです。もちろん海ぶどうなど、買い物もたくさんしました。

ユーグレナモールで全員がおちあって、石垣牛を賞味し、午後7時を少し回ったところで石垣青少年の家に戻りました。
 
明日は南相馬に帰る日です。昼の石垣発の飛行機で旅立つ予定です。
(福島の鳥好き高校生招待事業実施チーム)

4日目 〜福島の鳥好き高校生招待事業〜


カンムリワシ観察
4日目の午前、相馬農業高校生たちはカンムリワシ観察をしました。まず、川平浄水場近くの草地で、カンムリワシの幼鳥を放してやりました。これは、衰弱して飛べなくなった状態で保護された幼鳥を青少年の家の佐野専門員が育て、自然に返す日を迎えたものでした。佐野さんから「このワシに名前をつけてください」と頼まれた高校生たちは、「油菜(ユナ)」と名づけました。これは、相馬農業高校が復興のシンボルとして開発した菜種油の商品名「油菜ちゃん」から取ったものです。高校生がそっと草の上に置いてやった白い羽毛の油菜は、力強い羽ばたきで林の中に消えていきました。





その後、底地ビーチに向かう途中で、電線にとまっているカンムリワシの若鳥に出会いました。若鳥であることは、昨日の講義で学んだように、瞳孔のまわりの虹彩がレモン色であることから分かりました。高校生たちだけでなく、ちむぐくるの参加者、放鳥に立ち会ったカンムリワシリサーチの人たちなど多くの人が双眼鏡、野鳥スコープ、カメラを構えて見つめているのに、飛びたちもせず、悠々と地上を睨んでいる姿は、食物連鎖の頂点に立つ王者にふさわしいものでした。

底地ビーチの山側に広がる湿地では、さらに2羽のカンムリワシを見つけ、そのうちの一羽が地上の獲物をとらえる瞬間も見ました。また、佐野専門員が遠くの木の枝に見つけたサシバは、野鳥スコープで見ると、両足で押さえた大きな魚をついばんでいました。帰り際には、ムラサキサギが飛んできて、木の頂きに優雅な姿でとまり、一同を喜ばせてくれました。


川平湾でグラスボトムボート
その後は、展望台から川平湾の景色を眺め、グラスボトムボートに乗って、色とりどりの魚と「ジャガイモサンゴ」やシャコ貝の姿を楽しみました。





石西礁湖のセーリング
午後は新栄町のヨットハーバーに向かい、NPO法人八重山ヨット倶楽部のみなさんのご好意で、ヨット「ファルコム」に乗せていただき、石西礁湖のセーリングを楽しみました。仲良くなった八重山農林高校の生徒一人もいっしょでした。やや波が強く、観音崎灯台までは行けませんでしたが、薄日がさして海があざやかなエメラルド色に変わる中で、エンジン音もなく滑らかに走るのはとても爽快だったそうです。クルーのみなさんのご指導で、帆のあげおろし、風の切り替え、操舵なども体験しました。


 

ミジュン崎で磯釣り
その後、名蔵湾のミジュン崎に移り、八重山星の会の新崎さんの手ほどきで、磯釣りをしました。あいにく予想よりも強い引き潮のため海面に多くの岩が現れ、つり針がひっかかるトラブルが続出しました。それでも高校生たちは、男子も女子も上手にさおを操って遠くに餌を投げ込み、自由にできる久しぶりのつりに熱中していました。雨が降りだして早めに切りあげたこともあり、つりあげたのは小さな魚一匹だけでした。それも小さすぎて放してやったので、夕食に調理してもらう魚はありませんでした。それでも高校生たちは「楽しかった」と満足気でした。


 
夕食後に行うはずだった「鳴き声サクセッション」は、雨のために残念ながら中止しました。
明日は午前中に竹富島を訪れ、午後は自由に行動する予定です。
(福島の鳥好き高校生招待事業実施チーム)


ちむぐくる公式HP
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ちむぐくるについて
東日本大震災、福島原発事故被災者、避難者支援ネットワーク石垣島「ちむぐくる」は、2015年夏に活動を終了しました。4年間にわたり様々な形で活動を支えてくださいました皆様にお礼申しあげます。
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