ワシントン=五十嵐大介
2015年10月28日00時30分
米国政府の債務(借金)の上限の引き上げをめぐる問題で、オバマ政権と米議会与野党は26日、債務上限の2017年3月までの引き上げと今後2年間の予算案で大筋合意した。米メディアが報じた。11月3日とされていた「期限」を前に、債務不履行(デフォルト)が回避される見通しとなった。
近く関連法案が採決される見通し。合意案では、今後2年間の歳出の大枠を合計800億ドル(9・6兆円)増やす。米議会は2016会計年度(15年10月~16年9月)の暫定予算を今年12月11日までしか認めていなかった。
米国では政府ができる借金の上限を議会が決めている。3月に約18兆ドル(約2160兆円)という上限が復活。米政府は特別な措置でやりくりしてきたが、11月3日にはその措置が切れると警告していた。(ワシントン=五十嵐大介)
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朝日新聞国際報道部
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