ニュース詳細
欧州への難民移民 海経由は70万人超10月28日 4時00分
k10010284851_201510280449_201510280450.mp4
IOM=国際移住機関は、海を渡ってヨーロッパにたどり着いた難民や移民が、ことし70万人を超えたことを明らかにし、海の天候が悪化しているにもかかわらず到着のペースは衰えていないとしています。
これは、スイスのジュネーブに本部を置くIOMが27日、記者会見して明らかにしたものです。
それによりますと、中東やアフリカなどから地中海などを渡ってヨーロッパにたどり着いた難民や移民は、ことし、これまでに70万人余りとなり、すでに去年1年間の3倍を超えています。
このうち、ギリシャに到着した人の数は56万人を超え、全体のおよそ80%に上っていて、内戦が続くシリアからトルコを経由してヨーロッパに入る人たちが最も多くなっています。
また、今月24日と25日の2日間でギリシャに到着した難民や移民は、合わせて9000人に達していて、冬が近づき、地中海の天候が悪化しているにもかかわらず到着のペースは衰えていないとしています。
このため国連は、EU=ヨーロッパ連合や関係国に対して、特に流入が続くギリシャで難民や移民の受け入れ施設の設置を急ぐよう求めています。
また、IOMによりますと、地中海を渡ろうと試みて船が転覆するなど、海の天候が悪化するなか、船が遭難するケースが相次いでいて、命を落とした難民や移民の数がことし3200人を超え、去年のペースを上回っています。
それによりますと、中東やアフリカなどから地中海などを渡ってヨーロッパにたどり着いた難民や移民は、ことし、これまでに70万人余りとなり、すでに去年1年間の3倍を超えています。
このうち、ギリシャに到着した人の数は56万人を超え、全体のおよそ80%に上っていて、内戦が続くシリアからトルコを経由してヨーロッパに入る人たちが最も多くなっています。
また、今月24日と25日の2日間でギリシャに到着した難民や移民は、合わせて9000人に達していて、冬が近づき、地中海の天候が悪化しているにもかかわらず到着のペースは衰えていないとしています。
このため国連は、EU=ヨーロッパ連合や関係国に対して、特に流入が続くギリシャで難民や移民の受け入れ施設の設置を急ぐよう求めています。
また、IOMによりますと、地中海を渡ろうと試みて船が転覆するなど、海の天候が悪化するなか、船が遭難するケースが相次いでいて、命を落とした難民や移民の数がことし3200人を超え、去年のペースを上回っています。