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普天間移設 司法の場で“対決” 公算高まる
10月28日 5時12分

普天間移設 司法の場で“対決” 公算高まる
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沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、政府は、翁長知事が移設先の埋め立て承認の取り消しを是正しない場合、裁判を起こす方針を決めるとともに、準備ができしだい埋め立て工事を始めることにしています。これに対して、翁長知事は強く反発し、引き続き移設計画の阻止を目指す構えで、対立は司法の場に持ち込まれる公算が高まっています。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、政府は、移設先の名護市辺野古沖の埋め立て承認を取り消した、沖縄県の翁長知事の決定は違法だとして、28日にも、石井国土交通大臣が、翁長知事に対し、是正を勧告する文書を送ることにしています。
政府としては、翁長知事が勧告を受け入れなければ、法律に基づいて是正指示を行い、それでも従わない場合は、裁判を起こし、最終的に国土交通大臣が知事の代わりに埋め立てを承認する「代執行」に踏み切ることにしています。
また、防衛省は、国土交通省が埋め立て承認を取り消した翁長知事の決定を一時停止することを決めたことを受けて、早期にボーリング調査を再開するとともに、28日にも沖縄県に埋め立て工事に着手する届け出を行い、準備ができしだい、工事を始める方針です。
これに対し、翁長知事は昨夜の記者会見で、「政府の決定は、恒久的な基地を何が何でも沖縄に押しつける最後通ちょうとすら言えるもので、断じて容認できない」と強く反発し、是正の勧告には応じない姿勢を示しました。
さらに、翁長知事は、国土交通省が埋め立て承認取り消しの効力の一時停止を決めたことに対し、29日にも、国と地方の争いを調停する「国地方係争処理委員会」に審査を申し出て、引き続き移設計画の阻止を目指して裁判を起こす構えで、双方の対立は司法の場に持ち込まれる公算が高まっています。

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