自民:平沼、園田氏復党了承 「よく迎え入れてくれた」
毎日新聞 2015年10月02日 21時03分(最終更新 10月02日 21時15分)
自民党は2日、党紀委員会(山東昭子委員長)を開き、平沼赳夫(衆院岡山3区)、園田博之(同熊本4区)両衆院議員の復党を同日付で了承した。平沼氏は郵政民営化に反対した2005年に、園田氏は自民党が下野した10年にそれぞれ離党したが、岡山、熊本両県連が復党を党本部に要請していた。
平沼、園田両氏は自民離党後、10年に新党「たちあがれ日本」を結成し、12年衆院選前に橋下徹大阪市長が率いる日本維新の会に合流した。だが、路線の違いから14年に分党。両氏は次世代の党を結党し、平沼氏は党首を務めた。
園田氏は1993年にも自民を離党し、新党さきがけなどを経て99年に復党しており、2度目の復党となる。園田氏は2日、党本部で記者団に「政界再編をやらなければいけないという気持ちがあったが、2回とも失敗だった。よく迎え入れてくれたと感謝している」と語った。
自民は昨年12月の衆院選で熊本4区に公認候補を擁立しておらず、園田氏は近く支部長に就任する見通し。岡山3区は平沼氏に敗れて比例復活した阿部俊子副農相(同比例中国)が引き続き支部長を務める。【影山哲也】