日銀短観:景況感 3四半期ぶりに悪化 中国経済が影響
毎日新聞 2015年10月01日 09時05分(最終更新 10月01日 10時48分)
日銀が1日発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業・製造業がプラス12と前回6月調査(プラス15)から3ポイント低下し、3四半期ぶりに悪化した。大企業・非製造業はプラス25と前回調査(プラス23)から小幅に上昇し、1991年11月以来の高水準となった。中小企業は製造業が横ばい、非製造業は3期ぶりに悪化した。中国経済の減速とそれに伴う金融市場の混乱が、輸出関連産業の景況感悪化につながったが、内需は堅調だった。