韓日首脳会談でなお隔たり 両国局長が協議
【ソウル聯合ニュース】来月1日に予定される韓日中首脳会談に合わせた朴槿恵(パク・クネ)政権初の韓日首脳会談開催をめぐり両国による駆け引きが続く中、旧日本軍の慰安婦問題などを担当する韓国外交部の李相徳(イ・サンドク)東北アジア局長は27日午後、来韓した新任の石兼公博外務省アジア大洋州局長とソウルで会談した。
会談は約1時間20分行われ、韓日首脳会談の主要議題となる慰安婦問題をはじめ、両国間の懸案全般について意見を交換したもようだ。ただ、韓日首脳会談開催をめぐる双方の隔たりは解消されなかったとみられる。
外交部当局者は、韓日首脳会談の開催が確定していないことについて、「技術的問題、日程調整上の問題と理解してほしい」とした上で、「調整がつき次第発表する」と話した。
また、来月2日にも開催される見込みの韓日首脳会談の前に両局長が再び協議するかについては、「会わないとは言えない」と述べ、再協議の可能性も示唆した。ただ、韓日首脳会談前に両国の外相会談を行う可能性については「現在のところ具体的な計画はない」とした。
韓日首脳会談の際に朴大統領と安倍晋三首相による共同記者会見が行われるかについては、「韓日中首脳会談を機に(韓日首脳会談が)行われるため、そのようなことはない」と述べた。
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