性的消費をされたことがない。
されたことがないからされたい。
自分は性的消費されるような容姿じゃないから性的消費をされない。
大学と警察と不動産屋が合同で作った、性犯罪注意とかいうチラシを部屋を借りた時にもらった。
確かに、衣笠には性的魅力がある女が大量にいる。勉強しなくても、しても彼女たちは容姿がよくて性的魅力があるから価値がある。勉強なんてしても、勉強する性的魅力がある人間の方が価値がある。
世間は味方する。
性的魅力がない女もいる。同じ学部の同じ学年に、みにくい女がいるけど、いつもひとりぼっちだ。そして、性格も閉じこもりがちだ。ぼくは、みにくいからあの女に同情はする 哀れみはする。だけど、あんな女とセックスしたくない。
あんな容姿だから、大学のみんなだけじゃなくて、世の中も優しくしないだろう。父親もやとわないだろう。性犯罪をするひとだけが結果論として、優しくしているかもしれない。
すくいがない。
性犯罪者には捕まるリスクがある。人生をかけている。だから、人生をかけるのに値する女を選ぶという道理がたつ。
みにくいひとはあわないだろう。自分はあわない。あのひどい容姿の女も性犯罪者なんかあわない人間だろうから、もしかしたら逢わなくて傷ついている可能性もある。ようしが綺麗な人間が逢ったとかいう被害報告で傷ついているかもしれない。
金で選ばれると醜い男は怒るのに、どうして容姿で選ぶのはいいの と怒る輩がいる。
それは、金はものだけど、体は自分自身だからだ。自分自身が選ばれるという光栄なことに慣れきって怒るのはやめろ。