ニュース詳細
原爆ドームの“破片” 設計者母国のチェコへ10月27日 19時29分
k10010284521_201510271926_201510271928.mp4
被爆70年のことし、広島大学は、原爆の悲惨さを海外に広く伝えようと、爆風で吹き飛ばされたとみられる原爆ドームのれんがや石材などを、今月、ドームを設計した建築家の母国のチェコに送ることになりました。
チェコに送られるのは、広島市中区の原爆ドームの脇を流れる元安川で見つかった、ドームの一部とみられる壁面のれんがやひさしの装飾など4点です。いずれも70年前の原爆の爆風で吹き飛ばされたとみられ、広島大学の学生グループがおととしから去年にかけて行った、元安川の引きあげ作業で見つかり、保管されていました。
広島大学は、原爆の悲惨さを海外に広く伝えようと、このれんがなどを、現在の原爆ドーム、当時の広島県物産陳列館を設計した建築家、ヤン・レツル氏の母国のチェコに、今月30日に送ることになりました。
このうち、花こう岩で出来たひさしの装飾は、長さ40センチ、重さがおよそ90キロあり、ほかの品とともに、チェコの首都プラハにある下院議会の議事堂に展示されるということです。
ことしは現在の原爆ドームが建設されて100年の節目の年で、引きあげ作業を行った嘉陽礼文さん(37)は、「原爆により大勢の人が亡くなった慰霊の気持ちで見てほしい」と話していました。
広島大学は、原爆の悲惨さを海外に広く伝えようと、このれんがなどを、現在の原爆ドーム、当時の広島県物産陳列館を設計した建築家、ヤン・レツル氏の母国のチェコに、今月30日に送ることになりました。
このうち、花こう岩で出来たひさしの装飾は、長さ40センチ、重さがおよそ90キロあり、ほかの品とともに、チェコの首都プラハにある下院議会の議事堂に展示されるということです。
ことしは現在の原爆ドームが建設されて100年の節目の年で、引きあげ作業を行った嘉陽礼文さん(37)は、「原爆により大勢の人が亡くなった慰霊の気持ちで見てほしい」と話していました。