安重根(アン・ジュングン)が伊藤博文を暗殺してから106年がたった26日、野党・新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表は「不幸にも、日本の安倍政権と同じような歴史認識が、今の大韓民国にもある」と嘆いた。
文代表はこの日午前、ソウル市竜山区の白凡金九(キム・グ)記念館で党の最高委員会議を行い「安倍政権の菅義偉官房長官は昨年1月、安義士を『テロリスト』と決めつけた」として、冒頭のように述べた。
その上で「今、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が言う『正しい歴史教育』を国民が信じられない理由は、歴史認識が国民の常識とあまりにもかけ離れているためだ。朴大統領は経済や国民生活をかなぐり捨て、政権の教科書のために国民相手に戦いを挑むのか、あるいは(歴史教科書の)国定化を放棄して国民生活(の問題)に専念するのか、決断すべきだ」と強調した。