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【プロ野球】由伸新監督が会見 阿部、坂本、長野にゲキ2015年10月27日 紙面から
巨人・高橋由伸新監督(40)が26日、東京都内のホテルで就任会見を行った。契約期間は3年で、背番号が今季までの「24」に決定した青年指揮官は「とにかく強いジャイアンツを作らないといけない」と決意表明。V逸の原因となった貧打の解消に乗り出すことを強調した。その最大のテーマが阿部、長野、坂本の再生−。高橋新監督は、28日からチームに合流する予定だ。 手始めは主軸の再生だ。就任会見に紺のスーツで現れた高橋監督には集まった155人の報道陣から、矢継ぎ早に質問が飛ぶ。話題は自然とチームの再建策へ。青年監督は「やはり、点を取らないと」とした上で、具体的な名前を口にした。 「細かいところはこれから考えたいが、阿部、長野、坂本…。この辺が中心となっていかないとなかなか強いチームにはならないと思います」。30分以上続いた会見の終了間際だ。次代の主軸の育成について尋ねられても「やっぱり阿部、長野、坂本ですね」と再び3選手の名前を強調。新指揮官は、壇上から強烈なハッパをかけ続けた。 思いつきで名前を挙げたわけではない。今季はチーム打率はリーグワーストの2割4分3厘。セの打撃十傑に入った人間はゼロで、16位の坂本の2割6分9厘が最高だった。本塁打も阿部と長野の15本がトップの体たらく。今季は打撃コーチとしても見守った高橋監督にとっても当然、不満が残る数字で「彼らに頑張ってもらいたい」と語気を強めた。 そんな指揮官には、粋な計らいも用意されていた。打診した背番号は今季までと同じ24。久保球団社長は「新監督に一番合うだろう」とその理由を説明した。今季限りで現役を引退して監督を引き受けた男への最大限の配慮。高橋監督も、もちろん異論はなく「大変光栄。ぜひやらせていただきたい」と、トレードマークの数字の継続を即決した。 「今までとは違う困難があると思いますが、期待に応えられるようにしたい」。荒波の中の船出は承知の上。12球団最年少監督が日本一奪回の大目標へ向け、まずは主軸再生に全精力を注ぐ。 (川越亮太) PR情報
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