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米軍艦艇 中国外相「故意に問題起こすな」10月27日 12時11分
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南シナ海で中国が造成を進めている人工島から12海里以内の海域で、アメリカ軍の艦艇を航行させることをオバマ大統領が決断したと報じられていることについて、中国の王毅外相は27日朝、報道陣の質問に答え、「確認中だ。もし事実なら、われわれはアメリカに対し、軽率な行動を取らず故意に問題を起こすことのないよう忠告する」と述べました。
中国はこれまで、南シナ海での人工島の造成は主権の範囲内だとしており、中国外務省の華春瑩報道官は今月9日の記者会見で、「中国は国際法に基づく航行の自由を尊重している」と述べています。
その一方で、中国は国内で独自に定めている「領海法」では、外国の軍艦は中国政府の許可なく領海に入ることはできないとしていて、華春瑩報道官は「どの国であっても、航行の自由を名目に中国の南沙諸島の領海を侵犯することは絶対に許さない」と警告していました。
このため、アメリカ軍の艦艇が12海里以内に入ったと確認されれば、中国側は強く反発するとみられます。
その一方で、中国は国内で独自に定めている「領海法」では、外国の軍艦は中国政府の許可なく領海に入ることはできないとしていて、華春瑩報道官は「どの国であっても、航行の自由を名目に中国の南沙諸島の領海を侵犯することは絶対に許さない」と警告していました。
このため、アメリカ軍の艦艇が12海里以内に入ったと確認されれば、中国側は強く反発するとみられます。