遺体で発見の社長 暴行受け直後に不明に

10月27日 18時34分

会社社長の遺体を前橋市内に遺棄したなどとして知り合いの男２人が逮捕された事件で、おととし１１月、土地の売買を巡るトラブルで社長が２人のうちの１人から暴行を受けていたことが、警視庁などへの取材で分かりました。社長はこの直後に行方不明になっていて、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

この事件は、青森県弘前市の不動産会社社長、小澤道明さん（当時６２）が２年ほど前から行方が分からなくなり、今月１８日、前橋市内の住宅の跡地から遺体で見つかったものです。
警視庁は、別の事件で逮捕していた知り合いの山口安夫容疑者（６５）と坂巻勝美容疑者（５３）の２人がおととし１２月ごろに遺体を埋めて遺棄したなどとして、死体遺棄などの疑いで再逮捕しました。警視庁によりますと、調べに対し２人は容疑を認め、殺害をほのめかす供述もしているということです。
その後の調べで、おととし１１月、土地の売買に関する数十万円の手数料の支払いを巡り、小澤さんが山口容疑者とトラブルになっていたことが、警視庁などへの取材で分かりました。
茨城県内で山口容疑者から暴行を受けてけがをしたということで、地元の警察署に被害届を出し、傷害事件として捜査が進められていました。小澤さんはこの直後に行方不明になっていて、警視庁が詳しいいきさつを調べています。