百田尚樹の『大放言』という書籍を読んでいるが、大笑いした部分があったので紹介したい。
以下『大放言』第一章45ページ「ブロガーたちの苦悩」より引用した部分に対しての感想を述べる。
駆け出しブログは「哲学的考察」を書きがち
ブログ開設当初の書き込みを見ると、少しはかっこいい知的なものにしようという気持ちは見える。最初の頃は、読んだ本の感想などをなかなか頑張って書いていたりもする。あるいは人生についての哲学的な考察みたいなものが書かれていたりする。
はい、ズボシ!耳が痛い!
そーなのである。ブログを始めた人あるあるとでも言うか、ものすごい真面目に自分語りしてみたり、哲学について酔いしれたりしがち。
自分の人生のつまらなさを痛感する
しかしたいていの人が三日もすると、書くことがなくなってしまう。自分の人生は思っていたほど劇的で面白いものではないということに気付く衝撃的な瞬間だ。
やかましいが、その通りだよ!!!
この記事で、私は謹慎中であり社会との接点が薄いこと、それにより記事を書くネタが少ないことをカミングアウトしている。
書籍でここまで的確に言われちゃあ、腹を抱えて笑うしかなかった。
毎日書くことなんかないという現実
また、身辺雑記を毎日書くというのもなかなか困難な仕事だということもわかる。何も考えないで書くと、昨日と同じことを書いてしまうからだ。
伊達に毎朝同じことしてねえYO!!
この記事では、私の悲しく、そして美しい毎朝のルーチンワークを鮮やかに描き出しています。必見ではありません。
「今日の食事」記事を強烈に突き刺す
(中略)
そこで四日目からは、今日の天気を書いたり、身体の調子について書いたり、お店で買ったものを書いたりするようになる。しかし、それもすぐに一本調子になる。そんなある日、多くのブロガーは、自分の食べた食事について書けばいいということに思い至る。
だって書くことないんだからしょうがねえだろ(;´Д`)
誰も最初から「本日のメニューをアップするブログ」としてスタートしてるわけじゃねぇっての...
しかし百田さん、畳み掛ける。
とどめの一撃
(中略)
しかし、これは果たして書くべき内容なのか。料理研究家でもなく、タレントでもなく、有名人でもない、あなたの日々の食事に関心を持っている人が世の中にどれほどいるのだろうか。いったい世の中の誰があなたの昼飯のデザートの中身を知りたいと思って、あなたのブログを覗くのだ?
おそらく、母親でさえ興味はないだろう。
や か ま し い わ !!
ほんとに余計なお世話にも程がある。誰でもネット環境があれば、自分の考えていることだろうが今日の飯だろうがスイーツだろうが行った場所だろうが仕事のことだろうが愚痴だろうが言えるのがブログの醍醐味なんじゃボケ!!
結語
とまあ、あまりにも的確な百田さんの激辛問題発言がまだまだ続く『大放言』。「うるせーよ(笑)」と思わず笑ってしまうくらい的確であり、一周回って心地よい書籍なのだ。
まだまだ見どころ満載で、個人的には「自分探しするバカ」だとか、「仕事を好き嫌いで選ぶバカ」だとかも笑ってしまった。また機会があれば取り上げさせてもらいたい。
これを読んだら、善人じゃいられなくなると思う(笑)