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元テレビリポーター小林由佳・堺市議の政活費問題 371万円返還意向も市長は請求保留 近く結論の住民監査待つ
小林議員は顛末書で「私の管理責任で、大変申し訳なく思っている。堺市議会の信用を傷つける事態を招き、深く反省している」と記述。黒瀬議員も議運の場で、政活費で迷惑をかけたことをわびるとの意向が示されたことが明らかにされた。
こうしたずさんな管理実態に、議運に出席した議員からは質問が噴出。2人が出席しなかったため、直接議運の場で謝罪するよう求める声が相次ぎ、11月2日の議運で2人を呼ぶことが決まった。
2人が所属していた大阪維新の会も独自に調査し19日、小林議員を3カ月の党員資格停止、黒瀬議員を除名とした。
一方、小林議員は自ら政活費の収支報告書を訂正、市に返還する意向を示しているが、返還手続きはまだなされていない。議運では、市長がすみやかに返還手続きをとるよう求める声が出た。
この点について、竹山市長は21日の記者会見で、「今回は全容がわからない。むやみに請求して、監査結果と違うとなれば、請求が誤りになる」として監査結果を待つ姿勢を強調。ただ、小林議員の政活費の全容が明らかになるかどうかは不透明で、「犯罪の嫌疑があれば、刑事告訴も視野に入れたい」とした。