感情をコントロールできずに、感情に支配されたまま生きて人生を狂わせてしまう人がいます。
ギャンブルで一文無しになり借金地獄にはまっていく人や、イジメをする人、される人なども、感情の取扱い方が分からず、感情のボタンを手当たり次第押し合っています。しかもデンジャラスボタンを押し合っているのです。
多くの人が感情に支配されて生きていますが、本気で究極の恋愛生活を望むなら、もう、感情に支配されるがままで生きるのは終わりにして、これからはあなたが自分の感情をコントロールする番です。
感情を支配しコントロールできる人は、世の中がよく見えています。
自分の感情をコントロールできるようになれば、人生はあなたの思うがままになっていくでしょう。
そして、彼が「愛しているよ」と言わなくても、彼の愛情まで見えるようになるので、「私のこと、愛してる~?」と執拗に責めることもなく、愛情確認がとれるので、いろいろと先手を打つことができるようになるでしょう。
ですから、ぜひ身につけてほしいと思います。
でも、その前に大事な事を・・・
感情をコントロールするとは、怒りを我慢したり痛みに耐えたり悲しみを抑えたりする事とは全く違います。抑制するのとは全く違う性質を持っていると理解しておいてください。
では、感情コントロールの方法です。
まず何か感情が沸き起こったとき、今の感情はどういう事実を元にして芽生えたのか、客観的に自分の感情を観察するのです。
それから、何も考えずに発した言葉にも注目します。
「今、なぜこの言葉を口にしたのかな」と、自問自答するのです。
無意識に起こした行動も同じです。
「なぜ自分はこういう行動をとったのか?」
今まではノーマークだった無意識の行動にもフォーカスします。
例えば、人に何かを言われて嬉しいという感情が湧き出たら、「私はこの言葉に魅力を感じるのだな、自分の心地よい言葉なのだな」と冷静に判断します。
もし自分が、うっかり人を卑下するような発言を発してしまったとしたら、「自分のコンプレックスはここにあるのだな。」と第三者の目線で自分を観ます。客観的に自分を観るのです。
そしてここからが大事な作業です。
まず、あなたが嫌いなものやネガティブな部分にフォーカスしている事に気が付いたときは、そこがあなたの執着しているコンプレックスの部分という事実を受け止めます。
そして根本的解決に向けて改善策を考えるようにしていきます。
全て他人事のように、他人の問題として自分の問題の解決策を考えていきます。
何故かというと、他人事だと思えば冷静になり良い解決策が浮かびやすくなるからです。
他人の相談には適切なアドバイスが出来るのに自分の事になると滅法弱くなってしまうのは、自分の事になると感情が入ってしまい、適切な判断が出来なくなるからなので、自分の問題も他人の問題だと思って取り扱えば、解決しやすくなるでしょう。
反対に、嬉しい感情が湧いて、良い部分にフォーカスしている事に気が付いたときは、その部分をもっと増やすようにしていきます。
これらを常日ごろ意識して行い、自分の感情を冷静に見るクセをつけていくようになると、次第に他人の意識しているものや深層心理も読めるようなってくるでしょう。俯瞰(ふかん)力が身についていくからです。
それからあと感情は伝染しやすいことも覚えておいてください。
自分が緊張すると、相手も緊張する。泣いている人を見ていたら、もらい泣きしてしまったなどがあげられます。
だからこそ感情をコントロールする技を身に付け、いつでも笑顔になれる状況を作っておくのです。
この自分の感情を客観的に見ることができる技を身につけたら、人と接しても、感情に身をまかせていちいち腹を立てて顔を赤くするようなこともなくなるでしょう。
だって、相手の感情もどこからくるものなのか見えるようになりますから。
つまり根本の理由がわかるので、感情でケンカする必要もなくなります。
感情の原因がわかったら、解決方法を見出すことに頭を使う、これを繰り返していけばよいわけです。