1人目の妊娠中、マタニティヨガ、ストレッチマーク予防のためのマッサージ教室、産院での母親学級など、さまざまな教室に参加しました。
それぞれ勉強になったし、とても楽しかったのですが、最も興味深かったのが、ベビー用品のメーカーが行なっている「母乳教室」でした。
中期〜後期の妊婦さんが10人ほど集まり、プロの助産師さんに産後の母乳育児について教えてもらう「母乳教室」。
当時は自分が母乳を出すなんて想像もできなかったので、何か学べるといいなと参加してみました。
まずは、助産師さんが母乳の仕組み、母乳にいい食べ物などを解説してくれます。
「母乳は血液からできている」という基本的なことも知らなかったので、「へぇ」と関心したものです。
参加していた人たちは、妊娠週数が同じぐらいで、予定日は真夏。
「赤ちゃんは湯たんぽみたいに熱いから、夏の母乳育児は大変」、「熱を持ちやすいから乳腺炎になりやすい」という話を聞き、みんなビビりながらも、心の準備をしていました。
そして後半は、助産師さんが、おっぱいをたくさん出すための母乳マッサージを教えてくれました。
「それでは皆さん、おっぱいを見せてください〜」と明るく指示する助産師さん。
ひとりひとり、おっぱいをチェックしてくれました。
ちなみに私は「乳首が陥没ぎみなので、赤ちゃんが吸うのが大変かも。マッサージを頑張ったほうがいい」と言われました…。
それぞれおっぱいも乳首も形が違うし、中には助産師さんがちょっとおっぱいを触っただけで「もう初乳が出た!」なんて人も。
みんなでその方のところに集まって、初乳を見せてもらいました。
今冷静に考えると、みんなでおっぱいを丸出しにしてチェックし合うなんて、かなり変な光景ですが、ママになる人はみんな必死。
目前に迫った初めての育児を前に、恥ずかしいなんて言ってる場合じゃない!のです。
その日は、妊娠中からできるおっぱいマッサージを習い、乳首が陥没ぎみの私は、乳頭吸引器なるものを教えてもらい、帰りに購入しました。
こうして出産まで、マッサージ&乳頭吸引を繰り返し、母乳育児に備えたわけです。
ところが、いざ出産して母乳を初めてみると、私のおっぱいの分泌&形はそんなに問題ないけど、娘が吸うのがものすごく下手で…。
吸うこと自体が疲れるのでイヤらしく、まだ飲んでもないのに、おっぱいを口には加えながら寝てしまう、ということを繰り返していました。
「これでは体重が増えないから心配」ということで、搾乳したおっぱいとミルクを哺乳瓶で飲ませる作戦に。
哺乳日は吸いやすいようで、結局そのまま混合栄養で、ほとんどおっぱいは吸ってくれませんでした…。
私も特にこだわりはなかったので、まぁいいと言えばいいのですが、せっかく母乳教室で学んだことをほぼ生かせませんでした(涙)。
ただ、「これから母になるんだ! 頑張ろう!」という気持ちは高めることができたので、こういった教室への参加は、とてもおすすめです!