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福田元首相 「日中関係の安定・強化は義務」
10月24日 15時22分

福田元首相 「日中関係の安定・強化は義務」
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中国の北京で開かれた日中関係を話し合うフォーラムで福田元総理大臣は、「日中関係を安定させ強化することは、アジアと世界に対する厳粛な義務だ」と述べて、改善傾向にある両国の関係を今こそ正常な状態に戻すべきだと訴えました。
このフォーラムは、日本の民間団体「言論NPO」と中国のメディアが主催し、両国の政府関係者や有識者が日中関係について2日間話し合うものです。
初日の24日、講演した福田元総理大臣は、日中の共同世論調査で双方の国民の8割前後が相手によい印象を持っていない結果が出たことについて、「異常な事態だ」としたうえで、「両国の政治が相手に対してマイナスの評価を発信することは控えるべきだ」と述べました。
そして、「日中関係を安定させ、関係を強化することは、アジアと世界に対する厳粛な義務だ。われわれは協力関係の強化に向けて、大きな一歩を踏み出さなければならない」と述べて、改善傾向にある両国の関係を今こそ正常な状態に戻すべきだと訴えました。
また、中国側を代表して講演した国務院新聞弁公室の蒋建国主任は、歴史と領土の問題について、「少し気を抜けば緊張と対立を生みかねず、双方は謹んで対処すべきだ」と訴える一方、「中国と日本の関係には回復の兆しが現れており、これは両国民と国際社会が望んできたことだ」と述べて、さらなる関係改善に期待を示しました。

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