なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。
参考食品安全情報ナビbyましゅうさん
2015-10-26
■[FDA]公示
- Ultra SXカプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる
Public Notification: Ultra SX Capsules contain hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの国際郵便検査で発見された。検査の結果表示されていないシルデナフィルが確認された
(こんな見るからに薬物っぽいものに「オールナチュラル」って書いてある不思議)
- Super Dragon 6000カプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる
Super Dragon 6000 Capsules contain hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの国際郵便検査で発見された。検査の結果表示されていないシルデナフィルが確認された
- Sex-Love Secret Codeカプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる
Sex-Love Secret Code Capsules contain hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの国際郵便検査で発見された。検査の結果表示されていないシルデナフィルが確認された
- APEXXXには表示されていない医薬品成分が含まれる
APEXXX Contains Hidden Drug Ingredient
10-23-2015
FDAの検査で表示されていないシルデナフィルが確認された
- パラダイスSuplemento ナチュラルウルトラプラスカプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる
Paradise Suplemento Natural Ultra Plus Capsules contain hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの検査で表示されていないシルデナフィルが確認された
- Fuel Up High Octaneには表示されていない医薬品成分が含まれる
Fuel Up High Octane contains hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの検査で表示されていないヒドロキシチオホモシルデナフィルが検出された
- Fuel Up プラスには表示されていない医薬品成分が含まれる
Fuel Up Plus contains hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの検査で表示されていないヒドロキシチオホモシルデナフィルが検出された
- Wild Sexxカプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる
Wild Sexx Capsules contain hidden drug ingredients
10-23-2015
FDAの検査で表示されていないシルデナフィルとタダラフィルが検出された
- S.W.A.G.G.E.R Extremeカプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる
S.W.A.G.G.E.R Extreme Capsules contain hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの検査で表示されていないシルデナフィルが検出された
- Tip-Top Shapeには表示されていない医薬品成分が含まれる
Tip-Top Shape contains hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの検査で表示されていないシブトラミンが検出された
- Xtreme Fat Burnerカプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる
Xtreme Fat Burner Capsules contain hidden drug ingredients
10-23-2015
FDAの国際郵便検査で発見された。検査の結果表示されていないフェノールフタレインとシルデナフィルが確認された
- Basha Nut 100% フルーツソフトゲルカプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる
Basha Nut 100% Fruit Soft Gel Capsules contain hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの国際郵便検査で発見された。検査の結果表示されていないシブトラミンが確認された
- Lishouスリミングコーヒーには表示されていない医薬品成分が含まれる
Lishou Slimming Coffee contains hidden drug ingredient
10-23-2015
FDAの国際郵便検査で発見された。検査の結果表示されていないシブトラミンが確認された
おまけ
Medication Health Fraud
■[FDA]グルタミン酸ナトリウム(MSG)についてのQ & A
Questions and Answers on Monosodium glutamate (MSG)
November 19, 2012
http://www.fda.gov/food/ingredientspackaginglabeling/foodadditivesingredients/ucm328728.htm
MSGとは何?
どうやって作る?
食べても安全?
「グルタミン酸」が入っていたらグルテンが入っている?
ノー
MSGと食品中のグルタミン酸に違いはある?
M
SGのグルタミン酸と食品中のタンパク質に存在するグルタミン酸とは化学的に区別することはできない。我々の人体はどちらも同じように代謝する。平均的成人は毎日食品中のタンパク質から約13gのグルタミン酸を摂取し、一方添加されたMSGの摂取量は1日約0.55gと推定されている。
私の食品にMSGが入っているかどうかどうやったらわかる?
FDAはMSGを添加した食品には成分表示に掲載することを要求している。しかしMSGは天然に加水分解植物タンパク質、自己消化酵母、加水分解酵母、酵母抽出物、大豆抽出物、タンパク質単離物、トマト、チーズなどに含まれる。FDAはこれらの製品は成分表に掲載するよう求めてはいるが、天然のMSGを含むとまで表示することは要求していない。しかしながら天然にMSGを含む成分を使った食品に「ノーMSG」や「MSG無添加」と表示することはできない。MSGはまた「スパイスや香料」として掲載することもできない。
FDAはMSGに関連した有害事象報告を受け取ったことがあるか?
FDAにはMSGを含む食品を食べた後で頭痛や吐き気のような症状が出たという報告を受け取っているがMSGが原因だと確認できたものはひとつもない。
(マギーがインドで問題になったのはこれ。分析したらグルタミン酸が検出される食品にグルタミン酸を含まないなどと書いてあったら虚偽表示。日本では野放しだけど無化調とあったら詐欺まがい。)
■[EFSA]閉経後の女性のための食品サプリメントのイソフラボン:有害だという証拠はない
Isoflavones in food supplements for post-menopausal women: no evidence of harm
21 October 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/151021
入手可能な科学的証拠の包括的レビューで、一般に食品サプリメントに存在する濃度のイソフラボンが閉経後の女性に害を及ぼすという証拠がないことが明らかになった。イソフラボンは天然物質で、とりわけダイズ、レッドクローバー、葛の根にある。その抽出物は栄養サプリメントの成分としてよく使用される。
評価を行ったEFSAの食品添加物専門パネルの議長であるAlicja Mortensen博士は次のように述べた:「レビューされた証拠からはこの評価で検討された3器官―乳腺、子宮、甲状腺に有害影響があることは示唆されない。私たちはEUの閉経期の女性を対象とした、食品サプリメントに一般的に見られるイソフラボンの量を調べた研究を検討した。
「これらの結論は閉経期の女性に関して集めたデータを基にして出され、動物実験の結果により支持されている。」
しかし、Mortensen博士は「この結論は、欧州の市場で入手可能な製品についての3か月からたった1年以下の期間での研究と摂取量に限られている」と強調した。
EFSAの専門家は本人や家族のがん経歴も含めて、閉経への過渡期にある女性と閉経期の女性のリスクの可能性を評価することも試みている。だが、このような女性グループについてのこれらの物質の安全性を評価するためのデータがないことが分かった。
EFSAの新しい「エビデンス促進方法」の取組みに従い、ANSパネルは最終結論に達するための全段階を文書化する手順で、このリスク評価を行った。これは科学的プロセスの頑健性と透明性を強調する新しい方法を試したEFSAの最初の意見である。
ANSパネルの一員でこのイソフラボンワーキンググループの議長であるUrsula Gundert-Remy教授は次のように述べた:「評価を始める前に手順を定義することは私たちのレビューの目的を明らかにし必要な情報を準備するのに大変役立つ。このレビューは閉経間近と閉経後の女性の子宮、甲状腺、乳腺に関する健康影響の可能性だけに焦点をあわせた。
「たとえば、これは男性に関する全ての研究や乳児のダイズ調整乳の使用に関するデータを除外することを明確にした。イソフラボンをベースとした食品サプリメントのメリットの可能性についての情報はこの評価の範囲外であることも明らかにした。」
- 単離イソフラボンを含む食品サプリメントを採る閉経間近と閉経後の女性のためのリスク評価
EFSA Journal 2015;13(10):4246 [342 pp.]. 21 October 2015
■[HK]生徒一人の鉛濃度が高い
Student has elevated lead level
October 22, 2015
http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2015/10/20151022_201815.shtml
幼稚園児1人の血中鉛濃度が8.67マイクログラム/dLだった。これは水に鉛が検出された住宅に済んでいる幼稚園児161人の最新の検査の中で検出された。
■[IARC]メディア向け通知
Note to the media
23/10/2015
10月23日金曜日に英国メディアでランダムにIARCの赤身肉と加工肉の発がん性評価の結果について報道された。これらについては記事差し止め違反はないことに注意。どのニュースでも差し止め対象になっているものが公表されてはいない。
IARCのプレスリリースは10月26日月曜日パリ時間の正午。
■[WHO]ファクトシート 抗生物質耐性
Antibiotic resistance
October 2015
http://www.who.int/mediacentre/factsheets/antibiotic-resistance/en/
■[NHS]議論の多い「砂糖税」報告書がついに発表された
Behind the headlines
Controversial 'sugar tax' report is finally published
Friday October 23 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/10October/Pages/Controversial-sugar-tax-report-published.aspx
Daily Mailが「炭酸飲料や肥満の原因となるスナックには最大20%の砂糖税が必要」と報道した。これはPHEが調整した英国人の肥満や糖尿病と関連する甘いものへの愛への対策となる8つの助言の一つである。国民の健康に責任のある機関であるPHEは、我々が砂糖を食べ過ぎていてそれが原因で太って病気になっているという根拠の概要を示した。PHEの報告書は摂取量を減らすために最も効果がありそうなものについて示唆している。8つの対策で、引き下げられた国の砂糖摂取量目標(総エネルギーの5%、最近10%から下げられた)を達成し体重に関連する病気から命を救い虫歯を減らしNHSの医療費を年に5億7600万ポンド節約するのに役立つだろう。
8つの対策のうちの一つが10-15%の砂糖税、スーパーマーケットでの販売促進のためのおまけ(1つ買うと1つ無料、のような)、砂糖の多い飲食品の子どもへの宣伝広告削減である。特に批判されているのは砂糖入り飲料である。
この報告書は明確に「砂糖摂取量を効果的に減らす単一の方法はない」と述べている。この指摘は熱狂するメディアの見出しとそれに続く政治的議論の中で見失われた。
しかし良い知らせは、あなたは政府の対策を待つ必要はなく、普通の食品に含まれる砂糖についてのNHSの情報を読んで健康的でバランスの取れた生活をすればよい。
■今度のIARCの加工肉と赤身肉の分類で、それらがそれぞれヒト発がん性とおそらくヒト発がん性と分類されるだろうというメディア報道への専門家の反応
SMC UK
expert reaction to media reports that upcoming IARC classification of processed and red meat is expected to classify them as carcinogenic and probably carcinogenic respectively to humans
October 23, 2015
IARCとWHOが間もなく赤身肉と加工肉の発がん性についての報告を発表する。英国メディアでは本日加工肉は「ヒト発がん性」、赤身肉は「おそらく発がん性」と分類されるだろうと報道された。
栄養と消化管の健康についての独立したコンサルタントで食品研究所前研究リーダーElizabeth Lund博士
驚くべきことではないが全体を見る必要がある。肉の摂取量とCRCリスクの間には用量相関があるものの、欧州では肉の摂取量が多い集団に入るだけの量の肉を食べているヒトは少ない。この報告でどの量なら安全だと言っているのかに注目するのが面白いだろう。肉は鉄や亜鉛の良い摂取源であり、多くの女性はこれらが不足している。十代の少女の半分が鉄不足である。また一部の研究では肉と野菜あるいは食物繊維の多い食事と一緒に食べるとCRCリスクが低下するというものもある。肉芽発がん物質だと言うには普通はしっかりした作用メカニズムが必要である。私はいくつかの示唆するものや新しい知識についての論文は知っているが確実なメカニズムを提供しているものは知らない。メカニズムが無く関連があるという場合には単に同時に起こった可能性がある。
食品研究所名誉フェローIan Johnson博士
根拠となるデータをどう解析したのかがわからないので新しいIARCの分類にコメントするのはとても難しい。しかし加工肉摂取と大腸がんの間に疫学的に有意差のある根拠があったとしても、エフェクトサイズは比較的小さくメカニズムはよくわかっていないことを強調する必要がある。ベーコンやソーセージに有害影響があったとしてもそれをタバコの危険性と同じだとするのは極めて不適切である。
■[論文]論文
- 示したようにではなく言ったようにやること:子育て雑誌の宣伝は必ずしも安全なやりかたを図示していない
Do as I say, not as I show: Ads in parenting magazines don't always illustrate safe practices
23-Oct-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-10/aaop-dai101615.php
子ども用製品の広告の約6件中1件は、寝かせる姿勢や窒息ハザードなどの米国小児科学会の命に関わる助言に反する
2009年から2014年に米国2大子育て雑誌の全ての広告を調査した。学会発表。例えば年齢に応じて食べさせてはいけない食品を食べている、水の上でライフベストをつけていない、など
- 健康食品販売店は18才未満には薦められないパフォーマンスサプリメントを10代に薦めている
Health food stores recommend teens try performance supplement not recommended under 18
23-Oct-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-10/aaop-hfs101615.php
筋量を増やしたいと思っている15才のサッカー選手のふりをした研究者が200以上の健康食品販売店に尋ねたところ、2/3以上が米国小児科学会や米国スポーツ医学界が18才未満にはクレアチンを使わないよう薦めているにも関わらず、クレアチンを薦めた。販売員が男性の方が女性より多く薦める
- 新しいAAPの報告書は、現在進行形の米国の子ども達の健康リスクとして適切な食品に欠けることを標的にする
New AAP report targets lack of adequate food as ongoing health risk to US children
23-Oct-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-10/aaop-nar101615.php
米国小児科学会は初めて小児科医に全ての子どもの食糧不足をスクリーニングすることを勧めている。新しい方針では短期及び長期的食糧不足の有害影響を同定するとともに小児科医が家族に地域のサービスを紹介し連邦や州政府に適切な、栄養のある食品へのアクセスをサポートするよう呼びかけることを薦めている。
Promoting Food Security for all Children
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2015/10/20/peds.2015-3301
オープンアクセス
地域の食品供給サービスなどを紹介している。
- 多くの両親は妊娠前にワクチン志向を形成している
Most parents form vaccination preferences before becoming pregnant
23-Oct-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-10/aaop-mpf101615.php
妊娠する前に教育を始めた方が効果的である可能性
- The Lancet:過去20年中国の全ての省で寿命が延びたが相当な健康の不平等が残る
The Lancet: Last 2 decades see rising life expectancy in every province of China but substantial health inequalities remain
25-Oct-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-10/tl-tll102315.php
Lancet に発表された2つの新しい研究が、初めて中国の各地域での健康が近年どう変化してきたかを明らかにする。全ての地域で過去20年に寿命が延び5才以下の子どもの死亡は減った。2013年に最も寿命が長いのは上海の男性80.2才女性85.2才で世界でも最も超寿命の地域と肩を並べる。一方中国西部の省ではそれより約10年短い。さらにこの研究では省により死因に大きな違いがあることを明らかにした。全国的には男女両方で脳血管疾患が主な死因であるが雲南などの中国南部では喫煙や大気汚染に関連する慢性閉塞性肺疾患が主要死因である。
■その他
- 何故「反」ワクチンで、「反」抗生物質過剰使用ではないのか?
Forbes
Why "anti"-vaccination and why not "anti"-antibiotic overuse?
Oct 26, 2015 Bruce Y. Lee ,
今や反ワクチンキャンペーンについての話はいつものニュースになった。政治的議論、ソーシャルメディア、そして夜のトークショーですらワクチンの話が語られる。反ワクチンのセレブやワクチン支持のセレブが声を挙げる。しかし何故そんなに反ワクチンのニュースが多いのか?賛成だろうと反対だろうと、反ワクチンが注目されていることは否定できない。それに比べて抗生物質の過剰使用は、重大な問題であるという根拠が増えているにも関わらず議論にならない。米国は何十年も抗生物質を過剰に使用してきた。抗生物質が必要な場合、我々はより強力なものを、より広範囲に効果のあるものを選んで必要以上に長く使用してきた。その上動物にも大量に使用してきた。我々にできることはいくつかある。(以下適切使用についての注意)
- 農場の毒草リスクに注意
Beware of the risk of toxic seeds in pastures
Sunday 25 October 2015
獣医師がNorthumberlandの馬の所有者に毒草リスクに注意するよう警告している
英国獣医師会(BVA)と英国馬類獣医協会(BEVA)が、今年初めてsycamore(プラタナス)の種子を食べて致死的筋肉疾患になった事例が報告されたので警告を発表した。
最近の研究で、季節性農場筋疾患、以前の名称を非定型筋疾患とよばれる病気がヒポグリシンAによるものであることがわかった。この毒素はプラタナスを含む木の種子に含まれる。昨年の強い風で農場に相当な種子汚染があり馬の病気が4倍に増えた。馬の所有者は馬が種子を食べないように囲いをしたり餌を補ったり移動させたりするよう助言されている。
米国獣医学会
Vets warn horse owners as first cases of fatal sycamore poisoning are confirmed
20 October 2015
(別に木の実として食べているわけではなく、草に混じっているのを食べてしまう。その量でも死んでしまう。
比較的最近わかったことらしい
New study links sycamore tree to Atypical Myopathy
19/06/2013
http://www.beva.org.uk/news-and-events/news/view/438
A myopathy and sycamore seeds
これはトネリコバカエデの木の実
Major step towards finding the cause of Atypical Myopathy
28/11/2012
http://www.beva.org.uk/news-and-events/news/view/335
放牧だと天然毒素の管理は難しい。)
- 国連は「バスソルト」が新たな薬物禍であると警告
UN warns ‘bath salts’ is new drug scourge
October 25, 2015
https://au.news.yahoo.com/thewest/wa/a/29903376/un-warns-bath-salts-is-new-drug-scourge/
既にアイスのようなメタンフェタミンタイプの覚醒剤に直面しているオーストラリアで、新しい合成薬物の流行の兆しがある
合成カチノン類あるいはバスソルトと呼ばれる薬物がオーストラリア国境で押収される事例が増加している
- NHSがリーガルハイの流行に途方に暮れている
NHS at a loss over boom in legal highs
25 Oct 2015
http://www.telegraph.co.uk/news/11953932/NHS-at-a-loss-over-boom-in-legal-highs.html
「リーガルハイ」の使用後に病気になる人たちが急増し、その治療法がわからないで困っている。使用した薬物はその名称と内容物が違うことがしばしばあり、最良の対処法を選ぶのが困難である。
(写真がグラストンベリーフェスティバルの後。音楽行事に薬物の売人がいるのはもはや恒例で。ミュージシャンはそれでいいんだろうか?)
- 肉業界がWHOのがんリスク判定に備える
Meat industry braces for WHO cancer risk verdict
October 23, 2015
http://www.torontosun.com/2015/10/23/meat-industry-braces-for-who-cancer-risk-verdict
赤身肉と加工肉の発がん性についての報告書が発表されることに企業団体は消費者の信頼への打撃に備えている。IARCが今月国際専門家を招集して議論した結果が月曜日に発表される。このレビューは肉業界からのロビー活動を惹起した。このレビューを巡る緊張の中で英国Daily Mailが金曜日に加工肉は最高ランクの発がん性になると報道した。
北米肉財団のBarry Carpenter所長は、IARCの決定はそのままヒトにあてはめることはできない、という。
- Frontiersの雑誌が問題のある出版社リストに加えられて反発をかう
Natureニュース
Backlash after Frontiers journals added to list of questionable publishers
Mollie Bloudoff-Indelicato 23 October 2015
議論になっている「Beallのリスト」にオープンアクセス出版社が加えられ、ソーシャルメディアの科学者は二分。
コロラド大学の司書Jeffrey Beallが「疑わしい出版社のブラックリスト」(Beallのリスト)にFrontiersを加えた。これに対してFrontiers in Cognitionの副編集長Daniël Lakensから、ちゃんとピアレビューしているという反論があった。BeallはNatureの取材に答えて科学コミュニティから何十という悪行についての報告があり確信しているという。例えばFrontiers in Psychologyでは気候変動を信じない陰謀論を掲載しFrontiers in Public HealthではHIVとAIDSの関連を疑い、どちらも出版に対する激しい批判を無視している。
Beallのリストは個々の論文ではなく出版社をリストアップしているので、過去にこの出版社の雑誌に論文を出したことのある研究者にとっては嬉しくはないだろう
(もちろん個々の雑誌や論文レベルではいいものもあるのだろう。だからといって酷いものがないことにはならないし。Beallのリストは一つの目安なので。)