10.27反戦ストライキへの全ての京大生の参加を訴えます!

●ストライキへの決起がはじまった
 中央執行委員会が提起してきた10月27日ストライキ方針に対し、23日までに35クラスで賛同をめぐる採決が行われた。うち1クラスからスト賛同の決議が上がっている。さらに、クラス賛同には至らないまでも、中執の決断に応え「ストライキをやる」という賛成票も集まり、その合計は60票を超えた。中執はこれらの決起に責任をとるためにも、10.27京大反戦ストライキを貫徹します。京大生はストに立ち上がり、キャンパス昼集会に集まろう!

●情勢は煮詰まっている
 10.27京大反戦ストの決定的な意義は、その4日後の11月1日に韓国、トルコ、日本で起きることを見れば一層はっきりとしてくる。その日、韓国ソウルで日韓首脳会談が行われる。当然、安倍政権の安保法可決を受けて、「朝鮮有事」をめぐる安全保障対策にも言及されることになる。その内容は、10月22日の防衛相会談を見れば察するに足る。そこでは対北朝鮮の安保連携強化が言われる一方、中谷防衛相が暗に「自衛隊は韓国政府の合意がなくても北朝鮮で活動できる」と述べたことを自ら暴露したことが騒がれている。安倍政権が安保法可決をもって「朝鮮有事」へ積極介入する意思は明らかだ。

 同じ日、トルコでは総選挙が行われる。クルド人虐殺とシリア空爆を激化させるエルドアン政権が単独過半数の議席を維持するかが焦点になっている。これに先立つ在外投票が行われた25日、在日本トルコ大使館の前では計約600名のトルコ人とクルド人の「衝突」が発生した。幸い死者はなかったが、これがトルコ・シリア両国内で起きていることの億万分の一の現実だ。戦争がそこにある。私たちは傍観させられるしかないのか?

 そうではない。東京・日比谷では11.1労働者総決起集会が行われる。韓国、トルコで政府の戦争に反対しゼネラル・ストライキを闘っている労働組合の仲間が年に一度、日比谷に駆けつける。ここに日本の労働者・学生が同じ闘いをもって駆けつけられるのかどうか。三度の世界戦争をとめられるのかどうかの未来がここにかかっている。

●世界の学生が立ち上がっている
 世界各国の反戦闘争は、どこの国を見ても学生が先頭に立っている。10月10日の首都アンカラでの反戦デモを狙った爆弾テロで友人を失ったトルコの大学生たちは12日、トルコ政府の戦争阻止を訴えてストライキに立ち上がった。

(以下はトルコ語新聞の翻訳サイトから引用)午前11時40分:メルスィン大学の学生たちがボイコットを行った/午前11時20分:イズミルで何千もの人々がバスマネ広場に集まり始めた。混雑が進行している/午前11時8分:何千もの中東工科大学(ODTÜ)の学生たちがデモ行進を行った/午前10時30分:ボアジチ大学の人々がボイコットのために集まった/午前10時20分:ミマル・スィナン大学でボイコットが始まった/午前10時5分:アンカラ大学の医学部でも追悼集会があった。

 韓国でも軍事政権時代を賛美する教科書改訂に反対して中高生が立ち上がった。
 これらの闘いとともに、安保法成立阻止の国会前闘争を先頭で闘った日本の学生は全国大学反戦ストライキを実現しよう。突破口を開くのは京都大学以外にない。中執はすべての負託に胸を張って応え、この偉大な闘いをなんとしても京大で実現する決意だ。

●大学=授業=支配をぶち破る
 「ストライキをやりたい」。中執の想定する以上の規模で声が上がっている。いまの大学と授業のあり方に対する多様かつ広範な怒りが存在していることを、クラス討論と決議からはっきりつかみとることができる。
 授業を粉砕してストライキに立ち上がるときはいまだ。いかに大きな声をあげ投票で意思を示しても、自治会が非公認化され、キャンパスで授業が平常に行われる限り、大学の現状維持をどこまでも許すことにしかならない。
 中執は、大学の現状維持をもはや一秒たりとも認めるつもりはない。京大を含めた国立大また私大の学費が高すぎて、しかし、当然にも夢を諦めることもせず防衛医科大学に通う学生が、今年3月の安保法施行後には学費と奨学金あわせて4500万円の借金返済の代わりに戦場へ送られるのだ。われわれは看過できない。

 公安警察による昨年10~11月の京大構内でのスパイ活動。スパイ工作を摘発した学生への、先日の「監禁致傷」でっち上げ逮捕(その後無罪放免)。学生寮への不当な家宅捜索。これらを黙認し容認した上で、自治会やサークル活動を攻撃し、学生から「椅子に坐って黙って授業を受ける」以外のすべてを奪う総長体制に、もう黙っていることはできない。
 激化または切迫する世界戦争危機の反面で、ともに闘おうと差し伸べられている海外の仲間の手に、見えないふりをすることはできない。
 戦争をとめるための百篇のすばらしい理屈の先に、決断と具体的行動とがいま求められている。同学会中執は10月27日京大反戦ストライキをなにがなんでも貫徹します。すべての学友に決起を呼び掛けます。

全ての京大生は授業を粉砕してストへ!

同学会から新入生の皆さんへ

新入生の皆さん!
はじめまして、私たちは全学自治会同学会中央執行委員会(中執)です。皆さんは「自治会」と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?「生徒会みたいなもの?」といったものから、去年2014年の一連の公安事件を思い出すこともあるでしょう。

反差別・反権力・反戦で闘う
自治会の役割は基本的に「自分たちのことは自分たちで決める」ということです。自治会の全構成員が納得できることを追求していきます。これは自己決定をめぐる問題です。全学自治会はその名のとおり「全学」が対象なので、全学的な会議やクラス討論などを行って意思決定を行います。そして、「大学自治」や「学問の自由」ということは、こうした自己決定があってこそ保障されるものなのです。全学自治会同学会の立場は先にも述べたとおり、全学生が納得できることを追求していく立場です。そのために全学生が対等に議論する必要があります。しかし現状ではジェンダーや国籍・民族、部落問題をはじめとして、学費やバイトの問題、単位の問題、就活の問題(3つをあわせるとつまり「忙しい」という問題)などなどによって学生は一人ひとり分断されています。私たちはこのような分断をもたらす差別と闘います。そしてそのような分断は権力がその支配を続けていく上で役に立つために存続されています。私たちはそのような権力と闘います。そして分断の最大の表れは戦争です。同じキャンパスを歩く学生同士がいつか国が違うという理由で殺し合うことになるということです。私たちは反戦の立場を貫きます。

大学の新自由主義化と闘う
ところで、現在では学生や教職員の自己決定権が奪われつつあります。大学は「金儲け」のための研究・教育を行う場として産業界や政府から重要視され、ガバナンス改革と称した総長権限の強化が行われています。このような結果として、一方では大学での軍事研究が推進され、学生の労働力商品として価値を高めるための厳しい管理がしかれるようになり、他方で大学当局がその方針に従わない要求をする団体とは交渉をしないという現状が生み出されています。

このような現状が生じているのは、あらゆるものから利潤を上げ、それに対する抵抗を一掃しようとする新自由主義が世界を席巻しているからです。新自由主義は公共事業の民営化や非正規職化を促進し、結果としてバブルを繰り返しながら低賃金と失業をもたらしてきました。そしてそのような結果を「自己責任」として個人に押し付け、個々人を分断してきました。また、先進国は国内で利潤が上げられなくなると途上国へ進出していきました。そのような勢力圏の奪い合いのために、イラク戦争やイスラム国の台頭と爆撃、ロシアによるクリミア併合、東アジアをめぐる緊張が発生しています。このような状況の中で、大学はますます国家・企業のために都合のよい組織へと変質され、ついには戦争協力を求められるに至っているのです。

世界中の仲間とともに闘う
しかし、このような社会に対して世界中で反乱が起きています。アメリカ、韓国、中国、欧州、中東、南米、アフリカで労働者が団結して立ち上がっています。日本でも全国で闘いが沸き起こっています。私たち学生もこの闘いと連帯して大学当局と闘っていくことに展望があります。支配に対して自治を掲げて闘うのです。実際、京都大学では2013年末に総長選挙廃止と総長再任が総長選考会議で話題になった時には、私たち中執を先頭に緊急で本部棟に座り込みを行い、それらを阻止しました。その結果、松本前総長は2014年9月を以て退任し、従来どおりの選挙が行われました。そして中執は2014年10月から転換的に反戦闘争を全国の学生・労働者と連帯して行い、その中で大学に侵入していた公安警察を摘発しました。この反戦闘争の過程では全国の大学で合計6人の逮捕者がでるほどの警察による弾圧がありましたが、それを撥ね退けてますます団結が拡大してきました。

波乱の2015年へ
幸か不幸か、今年2015年はいろいろな問題が噴出する年です。戦後70年にあって改憲、安保法制、東アジアの緊張、イラク・シリア問題、ウクライナ問題などなど。大学もその渦中にあります。現代は時代の分岐点です。そして学生は次の時代を作る存在です。主体的に社会の問題、大学の問題を捉え、議論し、行動しなければなりません。問題意識さえあれば、ぜひ同学会の会議に参加してそれをぶつけてください。私たち中執はそれにこたえる用意があります。ともに行動しましょう。それではまたキャンパスで会えることを願って。

8月1日 同学会代議員会決議

以下の2つについて、8月1日の同学会代議員会にて全会一致で決議されたので、公開します。

その1
 7月21日付けで、8月1日の同学会代議員会を「正式なものではない」とする告示が京都大学名で出されました。この告示について、杉万副学長は、「何も知らない1回生が誤解しないようにするため」発表したと述べています。しかし、1回生は4月からのクラス討論、執行部選挙、アンケート集め、その他様々な機会を通じ、同学会に対して賛否両論のたくさんの意見をぶつけてくれています。同学会が偽なのか、本物なのか、実際にその活動を見て、自分で判断することが出来ます。実際の活動を見ることも、その意味を検討することも無く、対話すら拒否している理事会・杉万副学長に「偽だから気をつけろ」などと偉そうに言われる筋合いはありません。
 この結論ありきで対話を無視して、規制を強行するあり方はサークルや寮自治会に対しても行われています。総人仮承認6団体は、6月29日付けで今年度中のBOX明け渡しを通知され、吉田寮自治会は、7月28日付けで秋季以降の入寮募集を停止することを通知されています。(妨害に負けずに、吉田寮自治会は例年通り秋季募集を行っています。)

 私たちは理事会・杉万副学長によるこれら身勝手な暴挙を許しません。共に声をあげ、全学自治を守り、発展させていくことをここに決意し、宣言します。

その2
 今大学のあり方が大きく変わろうとしています。防衛省は3億円の予算を計上し、8月8日から12日までの期間にジェット機エンジンや画像認識技術などの軍民デュアルユースの技術研究を全国大学から公募することが決まりました。これについて、京都大学はワーキンググループを設置して決めるとしていますが、それまでは独自で判断する他ないとしています。同学会は2月からの毎月の副学長情報公開連絡会で、京都大学は軍事研究に反対する立場を表明するべきだと追及し続けてきました。しかし今日に至るまで、大学当局は応じていません。ここには、「軍事研究だろうと何だろうと予算を取りに行きたいのに、学生に騒がれたら面倒だ」という副学長・理事会の本音が見て取れます。しかし、ここでいうデュアルユースとは、軍事にも転用しうる民生技術ですらなく、民間にも転用できる軍事技術に他なりません。でなければ、防衛省が予算を組むことなどありえません。

 7月15日の安保法案衆院可決に反対する国会前行動には、10万人もの人々が集まりました。多くの学生も、全国から授業をボイコットして集まっています。この情勢の中、京都大学の学部学科、研究室、もしくはクラスで組織的に団結して、大学の軍事研究に反対してストライキに立ち上がることができたら、昨年の「公安事件」をも上回る勢いで、全国の数多くの人々に展望を与えることができます。

私たちは戦争に直結する大学の軍事協力を、学生として絶対に認めるわけにはいきません。そのために、自治会の組織方針としてストライキを掲げ闘います。

2015年8月1日 同学会代議員会参加者一同

2015年度中執予備選挙はじまる!(※無事終了しました)
5月25日~6月5日は執行部選挙の投票期間です。詳しくはリンク先の選管ブログ!で確認してください。

2015年度前期代議員会開催と代議員募集のお知らせ(※無事終了しました)

7月3日の全学自治会同学会執行委員会において、同学会代議員会を81(土)17:00より開催することが決定されました。それに伴い、下記の要綱で代議員を募集します。代議員会は「本会常設の最高決議機関(第十七条)」であって、同学会が今後どれだけ豊かなものとして発展するかは、代議員会でどのような議論がなされるかによって決まります。

昨今の緊迫する大学情勢下、多くの学生が立候補して下さるよう呼び掛けます。

 

<代議員の任務>

代議員の任務は代議員会の出席だけです。ですが、討論に参加してもらうために、一週間前に代議員会資料を配布しますので、事前に熟読しておいてもらいます

欠席の場合は欠席理由書の提出が義務になります。欠席理由書が提出されずに無断欠席を続けた場合、代議員資格は失います(代議員会は原則、代議員しか出席できません)

任期は半年とし、再選は認めます。

 

<代議員の選出>

代議員の選出は代議員会前までの運営会議で行います。運営会議で全会一致の否認決議が挙がらない限り、代議員は選出されます。

立候補は同学会の運営会議で受け付けます。次回運営会議は7月24日(金)18:30に吉田食堂前集合で行います運営会議に参加できない場合は、下記の連絡先に名前、学籍番号、連絡先を送って下さい。個別で対応致します。

 

<代議員会の頻度>

規約では、代議員会は半期に2回召集することになっていますが、現在は力量の問題から半年に1回の頻度で開催しています。召集条件については規約に準じたいと思います。

 

全学籍者が代議員になれます。質問等があれば、dougakukai.kyoto@gmail.comまで連絡下さい

最新の活動記録

  • 救援呼びかけ(※無事奪還されました) 同学会書記長作部君を救援する会への参加呼びかけ京都大学同学会中央執行委員会  2015年2月2日 昨年12月30日、京都大学同学会書記長である作部羊平君が関西大学への建造物侵入容疑で逮捕されました。本人はこの件を不当弾圧と捉え完全黙秘で闘ってきましたが、1月19日に起訴が強行されました。同学会中央執行委員会は今回の件について、以下(同学会中央執行委員会1.29緊急アピールより抜粋)のように考え、救援会議を実行委員会形式で立ち上げることを考えています。長文になりますが、以下お読み頂き、会議への参加検討の程よろしくお願いします。①作部君の起訴―長期拘留は、昨年一年間の同学会運動の前進に対する、安倍政権と公安警察による報復だ ...
    投稿: 2015/04/05 2:31、京大同学会
  • 代議員会が開催されます(※無事終了しました)  代議員会は全学自治会同学会の最高議決機関で、前期・後期それぞれ半年に一度開催しています(規約上、年に4回開催することになっていますが、労力の問題で実現できていません)。2014年度後期の代議員会を以下の日程で開催することになりましたので、お知らせいたします。2014年1月23日(金)18:30~  当日飛び入りは吉田食堂前に18:15に集合代議員会では以下のようなことをします。・半年の同学会活動の総括と、今後の方針を討論し、採決を取ります。前回の代議員会からの半年間で行った活動の成果や問題点を確認し、半年間の活動を評価し、また、今後どのように活動していけばよいのか方針を議論します。議論の後、採決を取り ...
    投稿: 2015/04/05 2:29、京大同学会
  • 第47回衆院選総評  12月の前半期、同学会中執は、「戦争と民営化」に絶対反対で東京8区に立候補した鈴木達夫候補を支援した。京大に国家権力が押し寄せてきた11月前半。京大全体で跳ね返した11月後半。そして「国政を問う」ものとして具体的に応援スタッフとして何度も首都圏に駆けつけた12月前半。 時代は動乱している。本衆院選挙で安倍政権は、アベノミクスを問う、2年間の政治を問うとし、これから2015年度に向けて進む原発再稼働や増税、秘密保護法の内実、給料の削減、憲法改正、戦争などの最重要テーマを選挙の争点にしなかった。国民の審判としては、与党326で現状維持、野党149は内部で多少の再編、そして投票率は小選挙区選は戦後最低だった前回2012年の59 ...
    投稿: 2015/04/05 2:28、京大同学会
  • 鈴木達夫氏推薦  安倍政権の支配が音を立てて崩れて行く中、今冬衆議院選挙 東京8区に、闘う人民の代表として立候補された鈴木たつおさんを、私たち京都大学全学自治会同学会中央執行委員会は推薦します。 私たちは今回の衆議院解散、総選挙に関してある一つの捉えを持っています。それは「戦争と民営化」を推し進めようとした安倍政権の暴政が、それを血を流しても止めたいとする大衆の決意の前に、見事に滅び去ったのだ、労働者市民が勝ったのだ、という非常に前向きな捉えです。 京都大学で、この秋から転換的に闘われた「大学の戦争協力拒否」の集会、「この国のために死んでたまるか」のデモ、東京での「戦争と民営化」反対集会への参加、デモで逮捕された学生との団結にかけて打ち抜かれた学内での公安警察の摘発 ...
    投稿: 2015/04/05 2:27、京大同学会
  • 3学生釈放 11月21日16時半ごろ、2日の反戦デモにおいて逮捕されていた3名の学友が無事釈放されました。獄外での救援署名や救援カンパのおかげをもちまして、獄中での3人を完全黙秘・非転向を貫き通し、拘留満期で取り戻すことができました。獄内外の団結が生んだ大勝利です。ありがとうございました。 大学における公安のスパイ活動や熊野寮に対する家宅捜索など、警察権力はますます運動に対して弾圧を強めていますが、今後とも皆様の団結を恃んで共に闘ってゆく所存でので、よろしくお願いいたします。京都大学全学自治会同学会中央執行委員会
    投稿: 2015/04/05 2:23、京大同学会
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