「一晩で50倍以上値上がりした薬」、別の製薬会社が大幅に安い同種の薬剤を開発 2
ストーリー by hylom
安く提供するのもまたビジネス 部門より
安く提供するのもまたビジネス 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
先日「権利譲渡によって一晩で50倍以上値上がりした薬」という話があったが、これに対抗し、別の製薬会社が同種の薬剤を1錠あたり約1ドルで販売する計画を明らかにした(TechCrunch)。
問題の薬「Daraprim」は米国ではTuring Pharmaceuticals LLCのみが製造しており、従来1錠辺り13.50ドルだった価格を750ドルに値上げしたことが大きな批判を受けた。新たな薬剤を開発したのはImprimis Pharmaceuticalsという製薬会社で、価格は100錠入りで99ドルだという。この薬剤はジェネリック薬品を含んでいるが、まだ新薬全体としては認可されておらず、投与には医師の判断が必要だという。
なお、Turing社は批判を受けて価格を下げることを表明したが、まだ実際の値下げは行われていないという。
やけっぱち感 (スコア:2)
これは抗議のために利益度外視でつけられた額に見えますね。
安すぎて、かえって手を出しづらいのでは。
いっそ100ドルあたりで値下げ合戦を仕掛けた方が盛り上がったかも。
Re:やけっぱち感 (スコア:3, 参考になる)
製造原価だって製造プロセスによってマチマチだよ。原材料や電気代の合計が1ドルってわけじゃないんだから、製造原価を30セントに抑えられたら、輸送と小売店を補ってもあまりある。だって、1錠の値段だから、10錠が10ドルって薬の価格としては安すぎることはないでしょ。
例えば、「新ルルAゴールド」だと、100錠が2280円だから、1錠の小売価格は23円。卸しが10〜15円としても、製造原価は10円以下。1錠の値段ってそういうもんだから、ほとんどが特許料なんだよ。開発には金がかかってるからね。製造原価1ドルはかなり高い部類の薬だから、コストカットの余地も十分にあるんだと思うよ。