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検察 特別抗告しない方針 無罪確定の公算10月27日 15時02分
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20年前、大阪市で住宅が全焼し、小学6年生だった女の子が死亡した火事で、母親ら2人の再審=裁判のやり直しが認められたことについて、検察が最高裁判所に特別抗告しない方針を決めたことが、捜査関係者への取材で分かりました。これにより、やり直しの裁判が始まる見通しになりましたが、検察が新たに出せる有力な証拠はないことから、2人に無罪が言い渡され、確定する公算が大きい見込みです。
平成7年、大阪・東住吉区で、小学6年生だった青木めぐみさん(当時11)が死亡した火事では、母親の青木惠子さん(51)と、内縁関係にあった※朴龍ひろさん(49)が、放火や殺人の罪で無期懲役が確定しましたが、大阪高等裁判所は「自然発火の可能性が否定できない」として、再審=裁判のやり直しと刑の執行の停止を認めました。2人は26日、服役していた刑務所から釈放されました。
検察は、再審が認められたことについて最高裁判所に特別抗告するかどうか検討していましたが、見送る方針を決めたことが捜査関係者への取材で分かりました。
これにより、大阪地方裁判所でやり直しの裁判が始まる見通しになりましたが、検察が新たに出せる有力な証拠はないことから、2人に無罪が言い渡され、確定する公算が大きい見込みです。
※「ひろ」は日へんに「告」
検察は、再審が認められたことについて最高裁判所に特別抗告するかどうか検討していましたが、見送る方針を決めたことが捜査関係者への取材で分かりました。
これにより、大阪地方裁判所でやり直しの裁判が始まる見通しになりましたが、検察が新たに出せる有力な証拠はないことから、2人に無罪が言い渡され、確定する公算が大きい見込みです。
※「ひろ」は日へんに「告」