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医師は自分で服用する薬にジェネリックを選ぶの?

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処方箋を持って薬局に行くと、「ジェネリック薬があるお薬ですが、どうされますか?」と聞かれることがあります。

そんな時私はいつも値段の安さを再優先して、「ジェネリックでお願いします!」と即答しています。

ジェネリック医薬品は、特許が切れた医薬品と同じ主成分で製造される薬で、厚生労働省が使用を推奨していますが、先発医薬品からジェネリック医薬品に切り替えた際に、効果が薄かったり、逆に効果が強く出てしまうといった例があるようです。

安定した効果が得られず回収対象となったジェネリック医薬品もあります。

私自身は頭痛薬を定期的に処方してもらっていて、ジェネリック薬を選択して服用していますが、効き目や副作用には特に問題はありません。

頭痛薬と一緒に服用する吐き気止めの薬は、最近ジェネリック薬が出たので早速切り替えましたが、特に先発薬と変わらず服用することができています。

ちなみに、私が行く薬局が出してくれる薬の説明書では、ジェネリック薬が「後発品」と表記されています。

薬達


医師は自分で服用する薬にジェネリックを選ぶ?


医師専用のインターネットサイト「MedPeer」を運営するメドピア株式会社は、「医師自身はジェネリック医薬品を服用するか」について2014年にアンケート調査を実施し、3,821の医師から回答を得た結果を公表しています。


調査の方法


アンケート調査は、次の4択の質問から該当する項目を選ぶ方法で行われました。

1.積極的に服用している(ぜひ服用したい)
2.状況に応じて服用している(服用してもよい)
3.服用していない(先発品を服用する)
4.その他

女医パソコン


調査結果


アンケート調査の結果は次の通りです。

◆状況に応じて服用している(服用してもよい)ー2,269人(59.4%) 

◆服用していない(先発品を服用する)ー980人(25.6%)

◆積極的に服用する(ぜひ服用したい)ー453人(11.9%)

◆その他ー119人(3.1%)
                    
                        

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医師の見解・コメント


調査結果報告によると、ほぼ6割と一番多かった「状況に応じて服用している(服用してもよい)」と回答した医師の声としては、製造メーカーや薬の種類によって使い分けをしているという声が多く、鎮痛剤、胃薬、降圧剤、感冒薬、ビタミン剤などはジェネリックでも気にしないというコメントが見られました。

ジェネリック医薬品を「服用していない(先発薬を服用する)」と回答した医師のコメントには次のようなものがあります。

・細かく、メーカーを考えれば信用できるジェネリックもあるが、そこを選択するのが面倒。

・基本的には先発薬を服用しています。後発品すべてが悪いわけではないが、効果が違うことを感じている。

・ジェネリックで不調になった患者さんを2~3人経験するとやはり嫌になりますね。

・主成分は同じでも、副成分は異なる。単発で継続しないものならいいかも。



一方、11.9%と少数派となった、「積極的に服用したい(ぜひ服用したい)」と回答した医師のコメントには次のようなものがあります。

・現在毎日ジェネリックを服用しています。以前と採血結果に差がないので効果があると思います。

・患者に勧めて、自分が飲まないのはおかしいので。

・副作用、効果に差はあると思いますが、高い薬は支払う値段がかなり違うので
積極的に服用しています。

・最近のジェネリック医薬品への信頼度はかなり高くなっています。発売当初のような不良品はほとんど無いと感じています。



薬剤師と医師


感想


医師の間でもジェネリック医薬品に対する見方は様々ですね。

多くのジェネリック薬は問題なく使用できるようですが、薬の種類やメーカー、服用する人の状態などによって時に効果に差があったり副作用が出たりすることは事実のようです。

私は今まで値段の安さのみで選択していましたが、今回の調査結果を知ってジェネリック医薬品の使用については、医師や薬剤師によく相談して決めることが大切なのかなと感じました。


出典サイト:
・メドピア株式会社ホームページ
https://medpeer.co.jp/


                        

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