チェ・ホンマン氏、借金返済せず詐欺で逮捕状 自身も1億円以上被害…取り戻そうとした!?
218センチ、160キロの巨体でK―1などの格闘技大会に出場した韓国人格闘家・チェ・ホンマン氏(34)が知人に借りた現金を返済しなかったとして詐欺容疑で告訴され、ソウル東部地検に26日、出頭した。現地報道によると、チェ氏は2013年から昨年にかけて知人2人から約1億2500ウォン(約1300万円)を借りたが返済しなかったとされる。地検は20日に逮捕状を取っていた。
聯合ニュースによると、起訴事実は2013年12月、交際相手の女性と自分の時計を買うとして、香港で知人から71万香港ドル(約1100万円)を借り、昨年10月には別の知人から「急なお金が必要」として約2500万ウォン(約260万円)を借り、いずれも返済しなかった、とされている。
中央日報によると、チェ氏は26日午後7時40分ごろ、ソウル東部地検に出頭。検察は「調査を終えた後、拘束令状請求するかどうかを判断する」と説明しているという。逮捕状発布のニュースはすでに同日昼頃に流れ、チェ氏は出頭前に「(こういう報道をされ)悔しい。出頭をするために(24日に)日本から帰国をした」と話したという。
知人2人はそれぞれ昨年2月と10月にチェ氏を詐欺容疑で告訴。ソウル・広津警察署は今年7月、この件をめぐり、起訴意見を付けて検察に送致した。検察はチェ氏に取り調べのため出頭するよう数回にわたり要請したが、応じなかったため、20日に地検は裁判所に逮捕状を請求。同日に発布されたという。
所属事務所のチェ・ヨンギ顧問弁護士は朝鮮日報の取材に「チェ・ホンマンには借金を返済する能力があり、実際に返すつもりでいる」と説明している。28日に出頭するつもりだったという。
チェ氏は韓国相撲、シルムの王者として05年にK―1デビュー。曙やボブ・サップなどの人気選手を下して話題を呼んだ。タレント活動も始め、10年には日テレ系ドラマ「怪物くん」にフランケン役としてレギュラー出演した。
11年にはソウル市内の建国大学近くで、男女が店内で知り合えるシステムが韓国で人気を呼んでいる「ブッキング居酒屋」の経営を開始。だが、同年には客の女子大生とのトラブルが起き、暴行の疑いで書類送検されている。現地報道によると、経営難に陥っていたという。今年7月には東京で約5年7か月ぶりに格闘技の試合に出場したが、1回KO負けしている。