被爆者手帳却下:約65人が提訴へ…対象区域外で黒い雨
毎日新聞 2015年10月24日 21時11分
広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」の援護対象区域拡大を求めてきた「広島県『黒い雨』原爆被害者の会連絡協議会」は24日、区域外で黒い雨に遭ったとして被爆者健康手帳の交付を申請し、却下された県内の約65人が、広島市と県を相手取って11月4日に却下処分の取り消しを求め広島地裁に提訴することを明らかにした。訴訟では国が現行の援護対象区域を拡大しないことの不当性を訴え、被爆者援護法の適用を求める。【加藤小夜】