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 11月の大阪市長選に立候補予定の前市議の辞職に伴う市議補選(西成区、被選挙数1)で、大阪維新の会(代表・橋下徹市長)は候補者を擁立する方針を固めた。自民党も擁立予定で、府知事、市長のダブル選と同じ対決の構図となる。

 大阪維新の関係者によると、23日夜に市内の党本部で開かれた会議で、幹事長の松井一郎知事が擁立方針を明らかにした。人選をすでに終え、今月末に開く新党「おおさか維新の会」の結党大会で発表する。

 自民党は、市長選に立候補予定の柳本顕・前市議の支援者で西成区の酒類販売会社役員、矢田幸之助氏(53)を擁立する予定だ。府連に矢田氏の公認申請をしており、市長選と連動した選挙戦を展開する。

 市選挙管理委員会は24日、市役所で会議を開き、西成区の市議補選を11月13日告示、投開票を府知事・市長のダブル選と同じ11月22日とすることを決めた。

 西成区選出の市議(定数5)は現在、大阪維新の会2人▽公明党1人▽共産党1人▽欠員1人。