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「音」や「動画」が商標に 43件初登録
10月27日 12時03分

「音」や「動画」が商標に 43件初登録
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広告や製品に使われる「音」や「色」などを新たに商標として登録できる制度がことし4月から始まりましたが、特許庁は登録を認めた最初の43件を公表しました。
日本で登録できる商標はこれまでは形のある文字やロゴマークに限られていましたが、「音」や「色」それに「動画」なども新たに商標として登録できるようになり、特許庁はことし4月から出願の受け付けを始めていました。
特許庁によりますと、これまでに1000件余りの出願があり、特許庁は27日、登録を認めた最初の43件を公表しました。
今回、登録された商標は、「音」の登録が21件認められたほか、テレビのコマーシャルなどに使われる「動画」が16件、文字や色などを製品の特定の場所につける「位置」の商標が5件認められました。
この中には「久光製薬」や「味の素」がコマーシャルなどで企業名をメロディーに合わせて流す「音」のほか、「大正製薬」が清涼飲料のコマーシャルで使っている「ファイトー」「イッパーツ」というおよそ5秒間の「音」などが今回認められました。
また、「位置」の商標では、コンビニエンスストア「セイコーマート」の店舗の正面の上の部分にオレンジと白のラインをデザインしたものや、衣料品メーカー「エドウイン」のジーンズなどのポケットに付けられた赤いタグの位置が認められました。
これについて林経済産業大臣は「企業にとっては、自社の商品をPRでき、模倣などもされないようになるので、いろんな意味でプラスになる」と述べ、企業活動に追い風となることを期待する考えを示しました。
一方、今回は「色」の登録は見送られましたが、これについて特許庁は「登録を認めるにはほかの商品と区別できる必要があり、慎重に判断している」と説明しました。

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