Windows8ユーザーは、NSAに筒抜けになっている!?
新華社通信は、5月20日、中国の中央政府調達局が、中央国家組織で調達するPCにはWindows8以外のOSをインストールしなければならないとする声明を発表しました。
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Windows8ユーザーは、NSAに筒抜けになっている!?
新華社通信は、5月20日、中国の中央政府調達局が、中央国家組織で調達するPCにはWindows8以外のOSをインストールしなければならないとする声明を発表しました。
さらに、その一週間後の5月27日には、中国の国内銀行に米IBM製のハイエンドのサーバーを撤去し、中国製に置き換えるよう迫っているといいます。
いったい、中国で何が起こっているのでしょう。
ドイツの経済相は、2012年の初め頃、公式文書で、「連邦政府や重大なインフラのオペレーターにとっては、※Trusted Computing技術の使用は承諾しがたい、という結論を政府が下した」と発表しています。
「さらに、Trusted Computingの技術を使用したMicrosoftのOS、Windows8を利用することはNSA(米・国家安全保障局)などの諜報機関に、コンピュータの※バックドアをいつでも自由に利用される危険性がある」と警告していたのです。
この大元の記事がこれ。(2013年8月25日)
「ドイツ政府は確証を持っている:重要な(政府機関や銀行のような)独立的主体であれば、NSAのような第三者によってコントロールされないよう、TPM 2.0が組み込まれているWindows8は使用しない」。
この記事の前にも、NSAによる通信傍受について警告文がドイツ政府から出ています。(2013年8月21日)
「リーク:ドイツ政府はNSAにつながっているWindows8を使わないよう警告する」
このドイツ政府の公式発表は、「TPM2.0というセキュリティ・チップ(特別監視用チップ)が搭載されているWindows8のユーザーの情報は、 すべてNSAに流れている可能性がある」と警告しているのです。
要するに、Windows8+TPM2.0を使っているユーザーのPCには、NSA用の裏木戸が設定されているので、いつでも出入り自由の状態になっているのがWindows8と、そのバージョンだということです。
このチップ「TPM2.0」の仕様設定に関わっているのはTrusted Computing Group(AMD, Cisco, Hewlett-Packard, IBM, Intel,
Microsoft, and Wave Systemsなどによって構成されている業界の利益団体)。
TMS(Trusted Platform Module)とは、ソフトウェアがコンピュータ上で実行可能か、または実行不可能かを判断し、コントロールを行うチップのことで、これによって、ユー ザーがダウンロードされたビデオやソフトウェアを実行するしないを選択することが可能になっています。
しかし、バージョンアップされたTPM2.0では、常にそのコントロールがOSによって行われ、ユーザーには選択権がなくなるのです。
ということは、このチップが組み込まれているMicrosoftのWindows8によって、あなたのコンピュータがコントロールされてしまうことになるのです。
もし、法律の改正や新法の制定によって、NSAが強制的にMicrosoftからTPMキーを獲得するという事態になれば、NSAはWindows8が搭載されたコンピュータにバッグドア(裏木戸)を持つことができるようになり、自由に、あなたのコンピュータや携帯端末に入り込んでデータを見たり、盗むことが可能になってしまうのです。
ドイツ政府が早々と警告を出したように、今回の中国政府によるWindows8使用禁止令も、「NSAのスパイ防止対策」だとしたら、中国に続き、ロシアやブラジルもいずれ同様の措置を取り始めるかもしれません。
これは、ツァィトガイストとスライヴの世界につながる
2013年7月に、Windows8端末の新たな認定要件が設定されました。
NSAの通信傍受とは違いますが、この要件によって、個人の特定が容易になることと、Windows8をコントロールできる監視者にとっては、ユーザーの一挙一動を観察することができる新しいハードウェア機能が付加されることが決まったのです。
その要件とは、この発表によると以下のようなものです。
・NFCと生体認証のサポート
・新たなポートレイトモードの改良
・デバイスを即時に起動し、アプリを最新の状態に保つことを可能にする「InstantGo」(『Connected Standby』の名称が変更され、機能が刷新されたもの)など。
以上は、2013年の後半から、MicrosoftがWindows 8.1に組み込みことになっているというので、これ以降に購入したユーザーは、この機能があるかないかを意識していなくても、それを使っている場合があるということになります。
特に気になるのは、「NFCと生体認証のサポート」です。
NFCとは、Near Field Communication=近距離通信の名前が示すとおり、通信距離が10cm程度に限定され、「かざす」だけで、誰でも簡単にデータ通信が可能になる機能のことです。すでに駅の自動改札や自動販売機、「おさいふケータイ」など、私たちが経験している機能のことです。
生体認証とは、バイオメトリクス認証とも呼ばれ、指紋や眼球の虹彩、声紋などの身体的特徴によって本人確認を行う認証方式のこと。
21歳未満では自動販売機でタバコを購入できないようにするため、という表面上の名目でtaspoが登場しましたが、これに対抗するように出てきたのが、「顔認証タバコ自動販売機」でした。
また、清涼飲料の自動販売機の前に立つだけで、買おうとしている本人の性別、年齢を割り出して、お勧めの飲料を目立つように表示する機能が組み込まれたものも登場しました。
精度が高くなれば、21歳未満が変装してアルコール類の自動販売機の前に立っても、いっさい反応しなくなる、というような機種も出て来るかもしれません。
このように、非常に不気味な生体認証機能ですが、これらは、電子マネー時代を進めるための大きな流れと見るほかありません。
これは、2016年1月から導入されることが決まっている“国民総背番号制”マイナンバー制度に、金融機関のクレジットカードなどの機能を持たせる方向で検討を入ったことからも明らかです。
国は、国民が、いつ、どこで何を買って、何を食べたかまで把握したいのです。
生体認証の範囲が、どこまでなのかは、今のところはっきりしていませんが、確実に言えることは、これが本人と同定する技術を高めるための第一歩で、将来は、街中の監視カメラにまで応用されるかも知れない、ということです。
これは、やがて実験的に世に送り出されたWindows8から、他のWindowsのOSにまで広げられていくでしょう。
事実、2014年1月には、認定されたWindowsシステムについて、Wi-Fi機能を搭載するすべての端末でBluetoothのサポートが必須となったとのこと。
また、統合型ディスプレイ(タブレット、ノートPC、オールインワン)搭載のシステムには、720pの前面ウェブカムが必須であると。
この機能は、当然、携帯電話にも搭載されています。
さて、材料は出そろいました。
私たちが、どんな世界に向かっているか、イメージを働かせてみましょう。その世界は、こんな世界です。
パソコンの前に座り、電源を入れるだけで、パソコンに内蔵されたウェブカムがあなたを顔認証し、Windowsを自動的に立ち上げてくれます。これは、携帯電話でも同じです。もっとも、携帯電話の場合は、当初は顔認証ではなく、指紋認証かもしれませんが。
あなたは、ネット上で複数の顔を持つブロガーかもしれませんし、FacebookやLineでアカウントをつくるときに、偽名や経歴を偽ったのかもしれません。
しかし、こうしたことは、いっぺんで不可能になるのです。
また、複数のIDを持ち、ほうぼうの掲示板で別人になりすまし、特定の候補が当選するように誘導したり、逆に落としたい候補に対して、ネガティブなことを書き連ねている、いわゆる「ネット右翼」、「工作員」なども、活動ができなくなるでしょう。
TPM2.0が組み込まれているWindowsのOSが搭載されているパソコンを使っている以上、あなたの一挙一動は、パソコンや携帯端末に記録され、そのコピーが、ビッグデータの巨大なサーバーに瞬時にして送られているのかもしれません。
ツァイトガイスト(Zeitgeist=時代精神)の描く未来世界や、私たちが気づかないまま受け入れている現代奴隷制度を打ち砕き、輝ける私たちの世界を取り戻そう、と主張しているスライヴ (THRIVE)に思いをはせる人々がいます。
「この世界こそが、OWO(今の世界支配層による奴隷制度)を打倒するものだ」と。
しかし、私から見れば、この世界ツァイトガイスト(Zeitgeist=時代精神)やスライヴ (THRIVE)こそが、ビッグブラザーの世界に他ならないのです。
両方とも、結局は、「コンピュータによる完全自動制御社会」のことを言っているのであって、その世界統治コンピュータを管理するのが、世界から選ばれたほんの一握りのテクノクラートです。
その世界統治コンピュータとは人工知能のことです。
その人工知能には「666」というコードネームが与えられるのでしょう。
情報をお寄せ下さった海外の方々に感謝いたします。
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