いつもの音楽が心に大きな影響を及ぼしている!悲しい曲を聞く人に不安症が多い

2015年10月27日 07時00分

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123RF
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気持ちを明るくし、逆に悲しい思いにもさせる音楽。これらが人の感情や精神状態に対し、どのような影響を与えているのかを調べる実験が行われた。

悲しい音楽を聞く人に不安症が多い

この研究に携わったのが、フィンランドのUniversity of JyväskyläとAalto University、さらにデンマークのAarhus Universityの研究者たち。

彼らは被験者の精神状態を示すいくつかの徴候を調査。さらに被験者が普段どのような種類の音楽を、どんな時に聞いているのかを調べた。

その結果、特にネガティブな感情を表現した悲しい、もしくは攻撃的な音楽を聞いている男性において、不安症や神経症が多く見られた。

ネガティブな音楽で脳の活動が低下

さらに研究者らは無意識下における脳の感情調節機能を調べるため、被験者が音楽を聞いている時に、fMRIを使い神経活動を記録。

その結果、ネガティブな感情を表現する音楽を聞く傾向にある男性では、前頭葉前部皮質内側部内の活動が低下していることが明らかとなる。

しかし明るい音楽を聞く機会が多い女性は、同じ部位の活動が活発化していることが判明した。

多くの人に音楽の影響を知って欲しい

そもそも感情調節する機能が低下すると、うつ病などの精神疾患を引き起こすとされ、多くのセラピストも治療のために音楽を使用してきたという。

研究に携わったEmily Carlson女史は「今回の結果が、患者と音楽の使用について話し合うセラピストを励ますことを願っています。そして多くの人にも自分の聞く音楽がどれだけ精神面に害や好影響を及ぼすのか、を考えてもらえることを望んでいます」と語った。

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