獄中からえん罪だと訴える青木惠子さんからお手紙
事務局長の畑中正好です。
私は,えん罪で再審無罪になった足利事件や布川事件などを支援している市民団体である日本国民救援会和歌山県本部の会長もしています。その救援会で支援している「東住吉えん罪事件」の青木惠子さんが和歌山刑務所で服役しており,塀の向こうから,再審請求を行い無罪を訴え続けています。
私も,時々,個人的に手紙を出して激励しています。少し前になりますが,青木さんから「和歌山県本部の役員のみなさんへ」とするお手紙をいただきましたので,ここでも紹介させていただきます。みなさんもご一読下されば幸いです。
この冤罪事件はその後,放火の実行犯として逮捕された内縁の夫の自白に基づく再現実験が行われ,「新証拠」として裁判所に提出されました。自白によれば,7・3リットルのガソリンを床に撒きターボライターで火を付けたことになっていますが,ガソリンを撒ききるまでに,そばにあったお風呂の種火から引火して炎上し,とてもターボラーターで火を付ける行為が行えないことや自白のあるような行動が行えないことがその再現実験によりよく分かります。その結果,その自白に信用性がなく,ウソの自白が強制されたものであることがよく理解できます。
私も,一時も早い再審決定を願っており,みなさんに是非ご支援下さることをお願いします。
青木惠子さんの手紙