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常陽銀行と足利銀行の経営統合で地銀再編加速へ10月27日 6時44分
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茨城県最大手の地方銀行、「常陽銀行」と経営破綻から再建した栃木県最大手の地方銀行、「足利銀行」を中心とする「足利ホールディングス」は来年10月をめどに経営統合して経営基盤の強化を目指すことになり、今後、各地の地方銀行の間で再編の動きが加速することになりそうです。
関係者によりますと、水戸市に本店を置く「常陽銀行」と宇都宮市に本店を置く「足利銀行」を中心とする「足利ホールディングス」は、経営基盤を強化するため、来年10月をめどに経営を統合する方向で最終的な詰めの交渉を進めています。
これについて常陽銀行の寺門一義頭取は26日夜、「足利ホールディングスとの間で経営統合を含め、さまざまな可能性について協議している」というコメントを発表し、足利ホールディングスの松下正直社長も「経営統合の可能性について検討している」と、いずれも交渉を進めていることを認めました。
双方は来月上旬の基本合意を目指しており、統合が実現すれば、資産規模で全国3位の地方銀行グループが誕生することになります。
2つの銀行が統合を目指すのは、今後地域の人口の減少で経営環境は厳しさを増すとみているためです。金融庁が、こうした事態に対処するため、再編も含めた中長期的な戦略を作るよう各地方銀行に促しており、今回の統合をきっかけに、各地の地方銀行の間で再編の動きがさらに加速することになりそうです。
これについて常陽銀行の寺門一義頭取は26日夜、「足利ホールディングスとの間で経営統合を含め、さまざまな可能性について協議している」というコメントを発表し、足利ホールディングスの松下正直社長も「経営統合の可能性について検討している」と、いずれも交渉を進めていることを認めました。
双方は来月上旬の基本合意を目指しており、統合が実現すれば、資産規模で全国3位の地方銀行グループが誕生することになります。
2つの銀行が統合を目指すのは、今後地域の人口の減少で経営環境は厳しさを増すとみているためです。金融庁が、こうした事態に対処するため、再編も含めた中長期的な戦略を作るよう各地方銀行に促しており、今回の統合をきっかけに、各地の地方銀行の間で再編の動きがさらに加速することになりそうです。
統合で資産規模は地銀グループで3位
常陽銀行と足利ホールディングスの経営統合が実現すると、両社を合わせた資産規模は、ことし3月末時点で14兆9000億円となります。
この結果、地方銀行グループでトップの横浜銀行と東日本銀行のグループの17兆5000億円。
福岡銀行などでつくる「ふくおかフィナンシャルグループ」の15兆7000億円に迫る、全国3位の地方銀行グループが誕生することになります。
これに続く4位は千葉銀行の13兆円。5位は北海道銀行と北陸銀行で作る「ほくほくフィナンシャルグループ」の11兆7000億円となっています。
この結果、地方銀行グループでトップの横浜銀行と東日本銀行のグループの17兆5000億円。
福岡銀行などでつくる「ふくおかフィナンシャルグループ」の15兆7000億円に迫る、全国3位の地方銀行グループが誕生することになります。
これに続く4位は千葉銀行の13兆円。5位は北海道銀行と北陸銀行で作る「ほくほくフィナンシャルグループ」の11兆7000億円となっています。