森元首相、短髪姿で会見 「反省の意味で髪を切った」

10/26 19:44
26日、記者会見に姿を現した森元首相。これまでと変わった風貌に、驚きの声が上がったが、記者に対して、「反省の意味で髪を切った」と話した。
26日午後2時半、東京都内で開かれたオリンピック組織委員会の会議に、帽子をかぶって現れた森元首相。
その帽子を取り、森元首相は「ちょっと異様な頭で。いずれわかることですので」と述べた。
そして、森元首相は「ラグビー熱が高まっているということは、オリンピック前年に、ワールドカップを迎えるだけに、期待するものが多いんです」と述べた。
わずか5日前の10月21日、ラグビー日本代表とともに、首相官邸を訪問した際には、いつもと変わらない様子だった。
5日前の様子と26日の様子を比べると、髪は短くなったうえ、やや色の入った眼鏡と相まって、その印象は大きく変化している。
森元首相は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会会長として、精力的に活動してきた。
新国立競技場問題では、7月22日、「新国立競技場の問題に関しては、わたしは大変迷惑している。正直言って。正直言って、僕はあまり好きじゃなかった」と述べていた。
オリンピックをめぐって、相次いで浮上した難題。
その対応に追われる中、森元首相から、「年もこの間で、78歳になりました。オリンピックも心配だけど、オリンピックまで自分の体がもつかどうか。(この3月に)肺がんであることがわかり、医者からすぐ取れば大丈夫だよと言うから、取ってもらった。取ってもらって、何年もつかと聞いたら、命があるかぎり、もちますよと」との発言があった。
2015年3月、肺がんの手術を受けた森元首相。
がんの手術を受けたのは、これが初めてではない。
首相を退いた翌年の2002年には、前立腺がんの手術を受け、「何はともあれ、皆さんに、このすこぶる元気な顔を見ていただきたい。少し痩身(そうしん)で、やせて帰りたいと思っていたが、きょう体重を量りましたら、内容は言えませんが、入院時に比べて、1kg増えた」と述べていた。
今回の印象の変化も、体調に関係したものなのか。
森元首相自身は、報道陣の問いかけに対し、「いずれわかるというのは、髪の毛はまた生えてくるということ。しばらくみんなが責任取れとか何とか言うから、いっそきれいに、いっぺん坊主にした方が楽だから、坊主にした。それだけだ。また生えてくる」と答えた。

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