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米大統領 中国の人工島近くに艦艇派遣決断か10月27日 9時10分
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南シナ海で人工島を造成し主権の主張を強める中国に対し、これを認めない立場をとるアメリカ政府が、人工島に軍の艦艇を近づける行動を検討していることについて、複数のアメリカメディアなどはオバマ大統領が実行を決断したと報じました。実行されれば中国の強い反発は必至で、米中間の緊張が高まることが予想されます。
これは26日、ロイター通信やAP通信、CNNなどが報じたものです。
それによりますと南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で、中国が浅瀬を埋め立てて人工島を造成していることに対し、アメリカのオバマ大統領がアメリカ軍の艦艇を人工島から12海里、22キロの海域の中に入って航行させることを決断したということです。
12海里は沿岸国の領海と認められる範囲で、中国政府は人工島周辺の主権の主張を強めていますが、アメリカ政府はこれを認めない立場を明確にするため、軍の艦艇の派遣を検討してきました。
報道では南シナ海に展開中のアメリカ海軍のイージス艦「ラッセン」が、27日未明から24時間以内に人工島から12海里以内に入る計画だとしています。
アメリカ政府は人工島は国際法上、領海の基点とはならないため、軍の艦艇を近づけても問題はないとしていますが、これまで、中国側は主権の侵害にあたるとして批判してきました。
アメリカ政府は今のところ報道の確認を避けていますが、実行されれば中国の強い反発は必至で米中間の緊張が高まることが予想されます。
それによりますと南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で、中国が浅瀬を埋め立てて人工島を造成していることに対し、アメリカのオバマ大統領がアメリカ軍の艦艇を人工島から12海里、22キロの海域の中に入って航行させることを決断したということです。
12海里は沿岸国の領海と認められる範囲で、中国政府は人工島周辺の主権の主張を強めていますが、アメリカ政府はこれを認めない立場を明確にするため、軍の艦艇の派遣を検討してきました。
報道では南シナ海に展開中のアメリカ海軍のイージス艦「ラッセン」が、27日未明から24時間以内に人工島から12海里以内に入る計画だとしています。
アメリカ政府は人工島は国際法上、領海の基点とはならないため、軍の艦艇を近づけても問題はないとしていますが、これまで、中国側は主権の侵害にあたるとして批判してきました。
アメリカ政府は今のところ報道の確認を避けていますが、実行されれば中国の強い反発は必至で米中間の緊張が高まることが予想されます。