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群馬大病院 相次ぐ患者死亡の再発防止で提言
10月27日 6時44分

群馬大学医学部附属病院で、腹くう鏡などの手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、外部の有識者で作る改革委員会は、問題が発生した際の報告の仕組みの強化など、再発防止に向けた提言をまとめました。
前橋市にある群馬大学医学部附属病院では、40代の男性医師による腹くう鏡手術や開腹手術を受けたあと、患者が数か月のうちに死亡するケースが相次いで明らかになりました。
この問題について、事故の検証とは別に、再発防止策を検討してきた外部の有識者による改革委員会が提言をまとめ、26日夜、委員会と病院の双方が都内で記者会見しました。
提言では、事故が相次いだ背景として、病院内の医療チームのスタッフの数が不足し、手術結果をチェックする体制がないなど、病院の管理や指導の体制に問題があったと指摘しています。
そのうえで、再発防止に向けて、問題が起きたときに、複数の部署から報告が上がる仕組みの強化や、少人数の診療体制によって生じる医師の負担の軽減などを求めています。
会見に同席した田村遵一病院長は、「厳しい指摘を真摯(しんし)に受け止め、早期に改革を行いたい」と述べました。
大学側は、この委員会とは別に外部の調査委員会を設け、事故そのものについて調べていて、今年度中に報告をまとめたいとしています。

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