恐るべき国と業者の商法
先日来から世間を騒がせているマンション傾き問題。
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ブログでは他の深刻な問題から目をそらせる手段の一つである
と言ってきましたが、この問題そのものも別な利権を生み出す
元凶になる様相を呈してきました。
まず旭化成建材がこの10年で杭打ちしたマンションや商業ビルは
全国3000棟に上るため、問題の横浜だけでなく全国的に建物に
関する不安が広まっています。
マンションの傾き 資産価値減少だけでなく健康面も心配あり
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151025-00000021-pseven-soci
NHKでも下のように度々特集を組んでいます。
”傾いた”マンション 広がる不安
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_1022.html
そこで登場したのが「ホームインスペクション」なる言葉です。
ホームインスペクションとは簡単に言えば「住宅診断」のこと
ですね。
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これから購入予定の住宅や、今住んでる住宅に欠陥がないか
どうかを診断するわけですが、もちろん素人に出来るわけも無
く、そうした専門の業者があるのです。
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ホームインスペクターという資格があって、そうした資格者を
抱える内閣府認証の日本ホームインスペクター協会というのが
あります。
http://www.jshi.org/what/what03.php
この費用が結構高くて、
目視だけの診断で5~6万円
機材を使う診断は10万円以上らしいです。
もちろんこの金額に消費税が別途加算されます。
これを先日もフジテレビの報道番組で紹介してましたが、
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もちろん強制ではないものの、あれだけ住居の傾きで怖がらせ
られると思わず検査して欲しくなるのが人情というものです。
問題発端のマンションは何らかの保障があるらしいですが、
個人が独自で調べるときの費用は自己負担です。
これは結構診断を依頼する人が増えるんじゃないでしょうかね。
なけなしの金をはたいてローンを組んで買った住居に不安を
抱き、さらに調べるための高額な金も吐き出す羽目になる。
むしり取られるのをわかっていても、それでも政府を頼らざる
を得ないのが庶民です。
いやー本当に恐るべき商法ですね。