今回のテーマは、……。男と女の違い、…違う。性とは何か? ううむ、硬い。う~ん、なんだろう? 「“男”でいることの生きづらさ」かな? まっ、そんな感じの、数年前から何回か取り上げている「男性問題」についてです。
念のため、毎度のことながら断っておきますけど、男性問題は、私の男関係のいざこざではありませぬ。「男性差別」と呼ばれることもある、男性への“イメージ”から生じる、いわばジェンダーに関する問題ですので、あしからず。
まずは、こちらの写真をご覧いただきたい。
マッチョなボディーに、端正な顔立ち。どこか育ちの良さを感じさせる、ソフトな笑顔――。
実はこの男性、先週行われたカナダ総選挙に勝利した自由党の党首、ジャスティン・トルドー氏。ルックスのみならず、政治家としての評価も高い、43歳の若き首相だ。
といっても、勝利の喜びから上半身裸でガッツポーズを取ったわけじゃない。トルドー氏が2012年にボクシングの試合に出たときの、計量時のショットである。
「きゃ~イケメン!」
「ソフトマチョ~~!!」
「好き(ハートマーク)」
「カナダに移住したい!」
「私を抱いて~~」
などなど、この写真がネットで公開されるや否や、世界中の女性たちが大騒ぎした。
英ロイターはその“騒ぎ”を記事にし、英BBCでは、「Is Canada's new PM the only world leader with a tattoo? (カナダの新しい首相はタトゥーを入れた世界で唯一のリーダーなのか?)」というタイトルで、ファイティングポーズを取るセクシーな表情の写真を載せ、これまた“大騒ぎ”となった。
この記事には、ワイルド&マチョなオバマとプーチンの、半裸写真も掲載されている。こちらです→写真
トルドー氏の父親は1960年代から80年代にかけてカナダ首相を務めた、故ピエール・トルドー氏だ。カナダの名門、マギル大学とブリティッシュコロンビア大学を卒業した後は教鞭を執っていたが、2007年に政界に進出。
正真正銘の“サラブレッド”が、このルックスとあればメディアが放っておくわけがない。
ちなみにBBCの記事は、By Vanessa Barford。ネットで話題となった写真に関するロイターの記事は、BY ANDREA HOPKINS。名前を見る限り、どちらも女性記者だ。