サーミの世界へ

時計をはずして、息を飲むほど美しく広大なサーミの故郷を探検してみましょう。地元の人たちのお祭りやアクティビティーに参加して、彼らのライフスタイルを体験しましょう。1年を通じて体験できる「サーミ的なもの」をご紹介します。

サーミの人たちが住む北ラップランドでは、1年を通して、実にいろいろなアウトドア、インドアのアクティビティーが楽しめます。そのほとんどはEU諸国で唯一土着の民族、サーミの固有の文化と密接に関係しています。サーミはフィンランド、ノルウェー、スウェーデンの北部や、ロシアの北東部に住んでいます。フィンランドのサーミ人口は、約9,000人あまり。イナリ自治議会は、存続が危ぶまれているサーミの言語や文化の保存に取り組んでいます。1月末から2月初めにかけては、イナリのスカプマコーヴァト(Skábmagovat;原住民の映画とテレビ番組のフェスティバル)に行って、極夜の終わりを祝ったり、2月6日にはサーミの日をお祝いしましょう。夏には、7月にウツヨキのテノ(Teno)川で、サーモンフィッシング大会があり、8月には原住民の音楽の祭典、イヤヒ・イディア(Ijahis idja, 夜のない夜=白夜)や、ロシア正教徒のコルト・サーミ(Skolt-Sámi)が4つの村を練り歩くトリフォン(Triphon)の行進が行われます。

 

ラップランド

ラップランドではスキーリゾートや街の喧騒とありのままの大自然の静けさの切り替えがあっという間にできます。

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