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元、国際基準通貨入りの公算=IMFが実務承認―通信社報道

時事通信 10月26日(月)11時2分配信

 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)の準備資産「特別引き出し権(SDR)」の算定基準となる通貨に中国の人民元が採用される公算が大きくなったことが25日、明らかになった。
 同日までにブルームバーグ通信とロイター通信が報じた。IMFは11月にも開く理事会で最終判断する。
 SDRは現在、米ドル、英ポンド、日本円、ユーロで構成。元が5番目の通貨として採用されれば、中国は国際金融での存在感を増す。
 ロイターによると、IMF実務担当者は元をSDRの構成通貨に採用する判断に傾き、理事会への報告書をまとめた。関係者は元の組み入れについて「技術的に順調に進んでおり、明確な政治的障害はない」と語ったという。
 またブルームバーグは23日、IMFが中国政府に「元が採用される公算が大きい」と通達したと報じた。 

最終更新:10月26日(月)11時35分

時事通信

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