聖マリアンナ医大病院(川崎市)は26日、30代の男性内科医が患者約500人の氏名や病名などが保存された私物のノートパソコンをJRの電車内に置き忘れ、紛失したと発表した。JRや警察に遺失物の届け出をしたが見つからず、病院は厚生労働省と川崎市に報告した。
病院は「現時点で情報が不正利用された事実は確認されていない」としている。病院を運営する大学の規定で、病院長の許可を得た場合を除き、患者の個人情報を持ち出すことは禁止されている。男性医師は許可を得ておらず、大学は処分を検討する。
病院などによると、パソコンには担当患者の氏名、病名のほか、年齢や患者ID番号が含まれていた。病院は該当する患者に書面で経緯の説明と謝罪を行う。〔共同〕
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