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[ブリュッセル/ワシントン 25日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は、中国の人民元をIMFの特別引き出し権(SDR)に採用する方向で準備を進めている。3人の関係者が明らかにした。
IMFは5年に1度のSDR構成通貨の見直しを行っており、IMFスタッフは、人民元がテクニカル面での基準などを満たしているかをチェックする作業を進めている。理事会はスタッフの報告を踏まえ、11月に人民元をSDRに採用かどうかを決定する。
3人の関係者によると、IMFスタッフがまとめた報告書草案では、人民元のSDR採用について好意的な結論が出たという。
ある関係者は「テクニカル面で全て順調に進んでおり、政治的な障害もない。報告書は明らかに人民元採用方向に傾いている。ただ、最終決定は理事会が行う」と語った。
その上で、理事会メンバーにスタッフ報告書を回す時期が当初計画されていた11月初めから数週間延期されたと述べた。
他の2人の関係者も、IMFスタッフは人民元のSDR採用を推奨するだろうとの見方を示した。
そのうちの1人は「実質的な議論はなく、障害もない。全て順調に進んでいるようだ」と述べた。
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