韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版は、韓国で２３日に米アップルの最新スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ６Ｓ」の発売が始まったことを紹介し、その売れ行きの凄まじさに韓国の移動通信業界に緊張が走ったと報じた。 　記事は、韓国の移動体通信事業者であるＫＴやＳＫテレコム、ＬＧ　Ｕ＋が１９日から「ｉＰｈｏｎｅ　６Ｓ」および「ｉＰｈｏｎｅ６Ｓ　Ｐｌｕｓ」の予約を開始したことを伝え、初回予約分は予約開始から３０分ほどで全て完売したことを紹介。さらに、ＫＴの場合は５万台のｉＰｈｏｎｅ　６Ｓが１０分も経たずに完売したことを伝えた。 　続けて、２０１４年１１月に韓国でｉＰｈｏｎｅ　６が発売された際、一部の販売店が非常に安い価格で売り出したことで多くの消費者が殺到し、一時大きな混乱が起きたことを紹介。 　韓国はサムスンのお膝元であり、ｉＰｈｏｎｅ　６Ｓの発売によって移動通信事業者がサムスンの「ＧＡＬＡＸＹ　Ｎｏｔｅ５」などハイエンドスマートフォンを利用して販売攻勢をかければ、大規模な顧客争奪戦が起きる恐れがあると報じた。 　さらに記事は、サムスンはｉＰｈｏｎｅに対抗するため、「Ｇａｌａｘｙ　Ｓ６」の価格を引き下げる見通しと伝えたほか、ｉＰｈｏｎｅの人気カラーであるゴールドと同じカラーのスマートフォンを発売する計画もあると報じた。（編集担当：村山健二）（イメージ写真提供：（Ｃ）ａｄｒｉａｎｈａｎｃｕ／１２３ＲＦ．ＣＯＭ）