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女児死亡火事 再審決定の母親ら釈放10月26日 18時08分
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20年前、大阪市で住宅が全焼し、小学6年生だった女の子が死亡した火事で、無期懲役が確定したあと、再審=裁判のやり直しが認められた母親ら2人が、26日午後、服役していた刑務所から釈放されました。
平成7年、大阪・東住吉区で、小学6年生だった青木めぐみさん(当時11歳)が死亡した火事では、母親の青木惠子さん(51)と、内縁関係にあった朴龍※ひろさん(49)が、放火や殺人の罪で無期懲役が確定しましたが、大阪高等裁判所は「自然発火の可能性が否定できない」として、裁判のやり直しと刑の執行の停止を認めました。
大阪高裁は、26日、刑の執行停止に対する検察の異議の申し立てを退けたため、2人は午後2時すぎに和歌山と大分の刑務所から釈放されました。
青木さんは「20年目にしてやっと、当たり前の世界に戻ってくることができました。協力してくださった皆さんのおかげです。娘には見守ってくれてありがとうと伝えたいです。真実に向き合ってくれる裁判官がいたことに感謝しています」と話していました。
また、朴さんは「自由の身になり本当に感無量です。20年ぶりのことなので、まるで遠い外国の地に立っているようで、まだ現実感がありません。夢のようで景色が輝いています。張り詰めた心を解きほぐすにはそれ相応の時間が必要だと思いますが、これからもご支援をよろしくお願いします」と述べました。
2人は、26日夕方から夜にかけて、大阪市で記者会見したあと、家族などと会って、これまでの支援に対する感謝の気持ちなどを伝えることにしています。
※「ひろ」は日へんに「告」
大阪高裁は、26日、刑の執行停止に対する検察の異議の申し立てを退けたため、2人は午後2時すぎに和歌山と大分の刑務所から釈放されました。
青木さんは「20年目にしてやっと、当たり前の世界に戻ってくることができました。協力してくださった皆さんのおかげです。娘には見守ってくれてありがとうと伝えたいです。真実に向き合ってくれる裁判官がいたことに感謝しています」と話していました。
また、朴さんは「自由の身になり本当に感無量です。20年ぶりのことなので、まるで遠い外国の地に立っているようで、まだ現実感がありません。夢のようで景色が輝いています。張り詰めた心を解きほぐすにはそれ相応の時間が必要だと思いますが、これからもご支援をよろしくお願いします」と述べました。
2人は、26日夕方から夜にかけて、大阪市で記者会見したあと、家族などと会って、これまでの支援に対する感謝の気持ちなどを伝えることにしています。
※「ひろ」は日へんに「告」
青木さんが会見「心から感謝」
青木さんは、和歌山刑務所から釈放されたあと、大阪市内で記者会見しました。
青木さんは「やっと20年ぶりに当たり前の世界に帰ってこれました。弁護団の奮闘と支援者の皆様、専門家の皆様などのおかげで再審開始決定を勝ち取ることができ、釈放の日を迎えられました。心から感謝しております」と感謝の気持ちを述べました。そのうえで、「亡くなった娘も、今の私の姿を見て『ママよかったね』と喜んでいると思います。息子にも電話して『おめでとう』と言ってくれました」と述べました。
また、服役中の心の支えについて聞かれると、「息子と両親、そして亡くなった娘に『ママは無実だ』と証明するまでは負けられない、死んでも死にきれないという気持ちで争ってきました。また、支援者に応援してもらえてそのことが励みになりました」と述べました。さらに、やり直しの裁判については、「一日も早く、娘殺しの母親という汚名を晴らしたい。私はやっていないし、無実です」と強い口調で述べました。
青木さんは「やっと20年ぶりに当たり前の世界に帰ってこれました。弁護団の奮闘と支援者の皆様、専門家の皆様などのおかげで再審開始決定を勝ち取ることができ、釈放の日を迎えられました。心から感謝しております」と感謝の気持ちを述べました。そのうえで、「亡くなった娘も、今の私の姿を見て『ママよかったね』と喜んでいると思います。息子にも電話して『おめでとう』と言ってくれました」と述べました。
また、服役中の心の支えについて聞かれると、「息子と両親、そして亡くなった娘に『ママは無実だ』と証明するまでは負けられない、死んでも死にきれないという気持ちで争ってきました。また、支援者に応援してもらえてそのことが励みになりました」と述べました。さらに、やり直しの裁判については、「一日も早く、娘殺しの母親という汚名を晴らしたい。私はやっていないし、無実です」と強い口調で述べました。