2013/08/31 (Sat)
■劇場版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
初日でした。
本放送時と同じ枠(ノイタミナ)で再放送するという異例のプロモーションをやってますが、たまたま今週それを観て、やっぱり劇場で観たほうがいいなと思い急遽予約。なんとか最前列が取れた。
花咲くいろはと同じ感想になるけど岡田磨里はこういうのをやらせると本当に巧い。いろは以上に今回は構造的に総集編+αそのものであるはずなのだが、ほとんど総集編感がなかった。俺は総集編映画が嫌いすぎるのかもしれない(笑。
TV本編の一年後の夏、めんまに手紙を書いてお焚き上げにするという話。
手紙そのものに関しては、めんまに伝えるべきメッセージを明確に残しているのはあなるで、彼女はじんたんが好きなことを亡くなっためんまに対して後ろめたく思っている、その感情に今回区切りをつける。だから最後まで苦吟して手紙を書いているのはあなるで、むしろ彼女一人をメインにしてもいいくらいだと思った。他はゆきあつとつるこは思った以上にマイルドな関係になっていてホッとした、というくらい。
それから超平和バスターズ結成前のエピソードで、クォーターのめんまが「外人」と言われてクラスで浮いてるという描写が。そこで『ノケモン』=「除け者」で「外人」と一緒なんだ、というセリフが出てくる。ノケモンは明らかにゲームボーイアドバンスのポケモンを捩ったゲームで、こういう実在の作品を明らかに特定できるレベルでちょっとだけ変えて出す趣向が俺は好きじゃないんだけれども、めんまがクォーター(半ば外人)であるのも、「ノケモン」というゲームのタイトルも、死後の世界から越境して現世に戻ってくるマレビトというモチーフに重ねる意味があったのなら見事だと思った。TV版でもそこを強調すればよかったのに。小説版からのネタらしいけど上巻しか読んでないことに気づいた。読まねば。
ていうかめんまってハーフじゃなかったの? 母親がイレーヌって名前だから純正ロシア人かと思ってた。