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シャープ 840億円赤字の見通し
10月26日 18時01分

経営再建中の「シャープ」は、ことし4月から9月までの中間決算について、中国経済の減速で主力の液晶事業の収益が悪化していることなどから、最終損益が840億円の赤字に陥る見通しになったと発表しました。
シャープは、ことし4月から9月までのグループ全体の中間決算について、5月の時点で、本業のもうけを示す営業損益は100億円の黒字を確保できると予想していました。しかし、シャープの発表によりますと、中国経済の減速の影響を受け、中国で販売されているスマートフォン向けの液晶パネルの売り上げが当初の見込みを下回り、液晶事業の収益が悪化したということです。こうしたことなどから、中間決算の営業損益は260億円の赤字に転落する見通しになったということです。この結果、最終損益は840億円の赤字に陥る見通しになったとしています。さらに、当初、800億円の黒字としていた来年3月期の営業利益の見通しについても、100億円の黒字に下方修正しました。
シャープは、不振が続く液晶事業を立て直すため、この事業を会社本体から切り離して分社化したうえで外部から出資を受けることも検討していて、官民ファンドの「産業革新機構」や台湾の大手電子機器メーカー「ホンハイ精密工業」などと交渉を進めています。

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